ジョンの真の目的とは? ①
ジョン・クレイマーについて非常に引っかかる点があります。
それはジョンが本当に被験者達に「生きる事の素晴らしさ」だけを目的としてゲームを遂行しているのかどうかという事なんです。
そもそもこの「SAW」、本来の意味とはⅡ以降からの後付けにより、少し内容が変化してきています。
もちろん、ゲームを行いその最前列で監視し、人を更生するという意味では全く変わってはいませんが、元はと言えばジョンが謎の人物であったのが設定として恐怖心を煽っており、Ⅲまではギリギリの範囲でそれを保っていましたが、ところがⅣで妻の流産という何とも人間味のある事実が発覚した訳でして、これではまるで復讐劇だと観客に勘違いされても致し方ないような気がします。ストーリー的にジョンによる復讐だったというオチなんて、私はかなりショック
を受けてしまいますね。それでは普通過ぎやしませんか?ジョンの恐ろしさが何処にも無い。ですから、何かまだ隠されている事があるといいなぁと、無い脳みそ細胞をフル回転させて考えてみました。
まず、「SAW」から「SAWⅡ」にかけて脚本段階で後付けがされた訳ですが、ここで「ジグソウピース」を皮膚から切り取る行為が激減しました。
ジョンがそれをしたのは、警察に発見されるであろう被験者に対してしかない訳です。Ⅱの舞台はジョンが考案したであろう低所得者用の集合住宅だと思うのですが、これはバスルームゲームと同じ建物で、即突き止められない事を前提にアダムやその他多数のゲーム敗北者を放置しています。
要するにⅡで死体から切ったのはマイケルのみです。Ⅲではトロイ。どちらも作品の冒頭ゲームで、ジグソウが動き始めた予兆としての手段に使われています。
Ⅳではストラムが電話でギデオン工場応援を要請した為に早い段階で警察に発見されるにも関わらず、全員放置です。当然同時進行のⅢと合算すればあんなに死体の山じゃ切り取るのは大変ですから仕方ないですが、回を重ねる毎にどんどん簡略化されて来てますよね。もっと大切な役割を担ってたんですがね、最初は。
「ジグソウピース」それはその人(被験者)の足りない部分を表してました。
そしてⅡからⅣまでの監督バウズマンは言ってましたね、「ジグソウピース」を埋める形でシリーズが展開して行くと。
最後の1枚を嵌めた時、全てが繋がる。
そうです、この言葉の意味はかなり深いです。
以上長い長い前置きでした![]()
正直、シリーズを通しての時系列の問題で、かなり矛盾した点が数多く存在し、年表を作成してオフィシャルの掲示板に投稿したのですが、余りにも無茶苦茶な年月設定な為に何方からも年表については回答を頂けませんでした。(過去ログで残ってました。
SAW4公式ネタバレ掲示板
古い記事ですが)
これはどう考えたって私如きの頭では解読出来ないと断念しましたが、ずっと気になっています。
で、きっとその時系列に何か隠されていて、ラストに大ドンデンが来ると非常に嬉しいので、時系列ネタに少し携わった憶測をと思いまして・・・
時系列自体に直接関連は無いのですが
え~と、冒頭で記述したジョンの目的に戻ります。
ジョンは息子を失う以前から「命」「時間」「継承」の3つを重んじてたような表現がチラホラ見受けられます。
ジョン・クレイマーはかなり哲学的でいてインテリであります。ジルの流産以前より「命は大切に」と口癖のようで、たいそうアツい人物。
そもそもジョンはジグソウと化するまでに、既に世界観が確立されていたと考えるべきだと私は思った訳です。
でなきゃ計画妊娠なんてのも思い付かないと。セシルに向かって、自分が何故に命をかけたゲームを行うのか丹念に説明出来る事自体も、元々にイズムが無くては、突如生まれてくる様なものではないはずです。本来持ちあわせていたからこそ、ジグソウが誕生したと考えるのが望ましいのではないかと。
ここで考えるべきは、ジョンが過去に取って来た行動です。
Ⅳまでの展開として、セシルが初被験者で、ジグソウの始まり。そして次なる被験者はアイヴァンのホテルにいた放浪者であろうかと想像出来ます。そうすると疑問が湧いてきます。何故ジョンは癌告知以前に少なくとも二人をゲームにかけていたのか・・・
Ⅱでジョンはエリックに向かって、癌告知と自殺未遂後「命果てるまで人間の本質を試そうと決意した」と言いました。理由は癌でもないと。死を決意して思い付いたと。要は決して息子を亡くしたのが理由では無かったという事です。ストーリー的には、一見何の問題も無いように思えます。
が、追求して行くと非常におかしい。自殺未遂以降にはどういう訳か、ゲームを公然化しているではないですか![]()
何故にセシルゲームのように細々とし続けなかったのか、それを世間に知らしめるという事は考えが変わったという事を表すのではないかと思うのです。
公然化する事によって、もちろん世間に報道される、誰もが恐れるといった状況に変化しますが、そうする必要性が一体何処にあるのでしょうか?
私、先程から「癌告知以後」や「自殺未遂以降」だとか書いてますが、この時系列が問題なんです。
私の年表から1995年旧正月の祭り中にセシルゲームを特定したのですが、9年のブランクの後、Ⅲでのカルテ年月から2004年にゴードンからの末期癌宣告を受けた事になってます。しかし、しかしですよ、Ⅳでストラムに尋問されたジルが「その直後癌に侵された」と言ってるのです。
ジル曰く1995年にジョンが癌宣告を受けたと供述した訳です。百歩譲ってそれが末期癌ではないと仮定しても、早期発見なら治療出来る見込みもありますのでこの線は考えにくいです。ジルのそのセリフの直ぐ後に、映像でゴードンの診察室へ入るジョンと、自殺しようとしたジョンのフラッシュバックが入ります。
こうなるとジョンあるいはジルのどちらかが虚言を吐いた可能性も視野にいれなくてはならなくなったのです。
考察してみると、1995年ならば末期癌を宣告されて12年間とゆう尋常ならぬ生命体としてジョンが生存し続けた事になってしまいます。
そして監督の証言からジルの流産年月と旧正月のセシルゲームの期間を計算すると、自殺して腸が飛び出る程の大怪我をしたようにはⅣで見えません。
ただしエリックに言ったジョンのセリフの意味の疑問だけは解決します。セシルゲーム以前に死を決意してジグソウになったのは辻褄が合いますから。
で結果、やはりカルテの2004年説の方がまだ信憑性があります。しかしそれが正しいとなると、先に述べたジグソウになるキッカケが、息子を亡くした以外には理由が見付からないのです。しかもジョン自身が自殺せずに、生の素晴らしさを悟る事など有り得ません。
自らが生死に直面しない限り、ジグソウゲームを思い付くはずが無いというのが正論なはずなのですから。ジョンの虚言ではない限り。
よって、セシルゲームを癌告知や自殺未遂以前にしている事自体、かなりの矛盾になります。
以上の矛盾から、もう一歩踏み込んで考察していきます。ジョンの真の目的が何なのか・・・妄想ですけど
次回へ続く
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