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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編9





再び警察署内取調べ室です。
卓上には捜査資料のレポート、リッグ宅壁に貼られたジルの盗撮写真、診療所のカタログが置かれています。
ストラムの何故ジョンと別れたかという質問にジルは「ギデオンが・・・中国の十二支を知ってる?」と説明に入ります。
要はジョンはジルとの子供を計画的に妊娠させ生まれる事を考えたというのです。何故突然十二支の話題なのか、それは中国で日本と同じ十二支があり、豚年生まれの子供はあちらでは特別な存在にされているからです。金豚年というのを皆さんも耳にした事があると思います。それは60年に一度だそうです。私も詳しくは知らないのですが、とにかく豚年生まれの子は元気で幸せ(金持ち)になれるという言い伝えが中国ではあります。そもそも豚自体の生命力が強い事(その他様々な説があるようですが)このような考え方になったのだと思うのですが、ジョンは中国の文化を好んでいると以前説明しましたが、ここでもその兆候が見られます。もちろん後付です。しかもブタマスクの為にスタッフかトビンがこのような案を出したと推測出来ます。ジョン役のトビンはSAWの自分のこの役を深く追求しているらしく、ぶ厚いSAW手帳を持ち歩いています。その手帳にはジョンの事が色々書かれてあるらしいです。監督はトビンのあらゆる案を作品に取り込んでいますので、その可能性は高いと思われます。ジェイムズ・ウォンから影響を受けたのでしょうかね?
そんな訳で何故ジョンがブタマスクを使用していたのか、理由もこれで解明されたのです。ジョンにとって豚は特別な意味があったのですから。因みに豚年は日本でいう猪年に相当します。息子ギデオンはその年に生まれるよう逆算して妊娠したという事でした。この説明も作中では少し足りませんでしたね。


又、この事実によってジョンがどれ程に子供に執着していたかも説明されています。豚年は子孫繁栄の意味もあります。
ジョンは我が子を特別望んでおり、生への願望が強い事も伺えます。そもそもこのギデオンという名前自体が凄いです。まるでSAWのアダムを思わせるようなネーミングだからです。「ギデオン」とはクリスチャンの奉仕組織団体名なのです。
どこまでもSAWは聖書に追随してます。中国文化にするか、キリスト教を重んじるか、どちらかに系統した方が私は作品としては良い気がしてます。何が言いたいのかまとまりが無さ過ぎるからです。(ギデオンについてはこちらsoonSAWⅣのハテナendにもあります。)
とにもかくにも、ジョンにとって、ジルの流産は全ての希望を失ったといっても過言ではない位の事故でした。作中でもあれ程ジルに「命を大切に」と言い聞かせてたにも関わらず、結果はこれです。ジョンの心も折れました。
おそらくジョンは自分の子を危ない目にあわせる仕事=麻薬患者相手の職務を妊娠中に続行するジルに反対だったのだと予測します。






では、問題の流産回想シーンに場面転換しますので進めていきます。
診療所の診察も終わり戸締りの際、SAW製作スタッフの一人とSAW1作目のポールが本日最後の患者でジルと共に一緒に出て来ました。
ジョンは診療所の外でジルの業務終了まで車内で待っています。これもジルと子供を気遣っての行動です。何かあっては困る為に迎えに来たのです。この日に限らずきっとジョンは毎日こうやって待っていたのだと思われます。腕時計を見て少しジルが遅い事を気にします。そこへ突然、車の窓越しにSAW2のアディソンが誘って来ます。ジョンは一撃し彼女は去ります。
ジルは鍵を閉め、出て行こうとすると突如セシルが扉の外に出現します。忘れ物をしたから取りに戻ったと言います。そこの待合室にジャケットがあるから取ってくれとジルに頼み、ジルは言う通りにし渡そうと扉を開けた瞬間、セシルはナイフで彼女を脅し、診療所の中に無断で入っていきます。彼は窃盗をしますので、おそらく何かを盗みたかったのでしょう。透明ビニールに入った”何か”を片手に持ちセシルが扉を開けたその瞬間、ジルのお腹は扉に強打し流血してしまいます。セシルは故意にした訳ではなく事故でしたが、逃げ出してしまいました。外で待っていたジョンが慌ててるセシルの姿に気付き、診療所へ飛んで来たのですが、目にしたものはジルの無残な光景です。
ジョンは必死でジルを抱え、病院へ駆け込みました。そこで取り合ってくれた最初のナースがSAW3でリンを叱咤したデボラです。このデボラの登場でこの病院はゴードンやリンのいるANGAL OF MERCY HOSPITALであり、診療所から近い距離にある病院だという事が判明します。
この時、ジョンはデボラに言います。「妻は妊娠している。7ヶ月だ」皆さんこの7ヶ月や先述した豚年等の時間説明をよく頭に叩き込んでおいて下さい。私が個人的に気になる時系列の矛盾がどんどん出てきます。私のこの解説・解読ストーリー編を通読して頂ければ皆さんにも疑問が絶対に浮上するはずです。是非とも御自分なりの解読をして貰えたら、さぞかし楽しめると思いますので。SAW5に向けて様々な見解をしていきましょう!



そして緊急処置が施されましたが、担当医がジョンに知らせにきます。流産してしまったのです。
ジルは暫く病院で寝かせて貰いジョンが傍で見守っています。二人の短い会話があります。
ジル「彼らを救おうと」
ジョン「君には救えない。彼ら自身で救うしかない。」
そう言ってジョンは立ち上がり、自分の腕時計をゴミ箱に強く叩きつけてしまいました。この時点でジョンのかなりの怒りを表現しています。つい今までジルを気遣い手を握っていたにも関わらず、この会話の後に突然キレてしまう訳です。この会話が非常に重要ポイントだという事です。
ジル自身にキレたのか、セシルのような人間全てにキレたのか、どちらかという意味ですね。ジョンが右手にしていた腕時計を外し、手に握り締めて見つめている事から、ジルが眠っている間、ジョンは時計の刻む針を見ながらあらゆる考えを巡らせていたに違いありません。そこにこのジルのセリフで何かを決断したように見えて取れます。もちろんその決断とは結果的にセシルのゲームへと繋がります。まだジョンとジルの心の関係が明確にされていませんので、このセリフの真の意味は解明まで出来ませんが、前者の推測ジルに直接キレたなら、以前記述したようにジルを恨んでいます。又、セシル等愚かな人間にキレたのなら、ジルはジグソウサイドになっていても不思議ではありません(又、別カテで;)しかしどちらにしても結局矛盾点は残ります。
何度も書いてきましたが、時系列と同じくジョンの癌告知前だとか自殺未遂前だとかの関係です。セシルをゲームにかける事自体の矛盾ですね。(詳しくはsoonジョンの真の目的とは?1・2endにもあります。)
又、時計を捨てた事はジョンは時間を非常に重んじていた設定から、その必要がなくなった、つまり”ある変化”を表しています。これはジョンの置時計を崩壊するシーンで詳しく述べたいと思います。






こうして一連のジルによる回想でジョンの過去が徐々に露になってきました。この事実を聞いたストラムは、
「よし、まとめてみよう。男と女が愛し合い、子供が出来たが女は流産してしまい、男は連続殺人犯になった。ジル・・・信じられん。」
と放ちます。そこへ再びフィスクがストラムを呼びに来ました。アイヴァンのゲーム現場が発見されたようです。
こちらの発見理由は作中では全く語られていませんので、おそらくリッグ宅にあった盗撮写真を警察が調査し、彼の身元を知りモーテルに駆け付けたのだと推測出来ます。他に考えられる線は、モーテルに宿泊していた誰かが大きな叫び声が聞こえたなどと通報した、又は、確率は低いですがモーテルにいたあの放浪者がジグソウサイドで通報したという事も有り得るかもしれません。




そしてストラムは「彼女を帰すな!!」と興奮気味に指示し、現場へと足を運びます。

次回はモーテル現場検証です。
















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