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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編4





ここは警察署内のジグソウキラー捜査室です。
部屋のいたる所にジグソウに関する資料が山積みで、ケリーまで失ったリッグがどうにかエリックを救いたい一心で、以前に録画したジルの取調べの状況を確認しています。しかしショックだったリッグは殆ど頭はカラッポですね。エリックを助けたいが何をどうすればいいのか全く分からないのです。
では、この録画シーンにちょっと耳を傾けてみましょう。
ホフマン「ジョンの事を始めから話して欲しい」
ジル  「順序だてて説明など出来ないわ」
ホフマン「では、終わりから聞こう。・・・」
ここです。コレはかなり大きな伏線でした。
このソウ4の時系列トリックであったヒントがこんなセリフに隠されているんですね~。「終わりから・・・」そうです。この作品も終わりから始まりました。こんな伏線アリですか?と言いたくなりますね;
画面をただ見ていたリッグの背後から突然ホフマンが入室してきました。ビデオを一時停止されて気が悪いです。しかしホフマンはリッグの気持ちとその妻トレイシーを気遣い、家に帰れ(又GO HOMEですね。DMです。)と促します。観客はここでホフマンがいいヤツだと誤解してしまいますね。
又「エリックは半年行方不明、ケリーは4日で殺害。あまり希望は持てない」のセリフでソウシリーズの時系列も明らかにしてくれます。
それから、ホフマンの「遺体は証言できん」というDMゼリフ、結構引っ掛かっています。リッグがラストでジグソウ協力者がホフマンだと知っても死んでしまえば誰にも暴かれないという意味の他に、まだ何か裏に意図がありそうです。臭いですね。
そしてホフマンは最後にもう一度言います「GO HOME」と・・・。捜査の役に立てそうもないリッグは渋々席を立ち出て行こうとすると、FBI2人組に出くわします。ペレーズは先ほどのケリー現場でも彼とすれ違っており、捜査関係者ではない人物だと分かっていながらこう言いますね。
「彼の所属は?」SWATでありながらこの場所にいたのを不思議に思ったのでしょう。





場所は変わり、リッグは自宅に戻りました。
すると妻トレイシーが何やら身支度を整えています。キャビネットに1通の手紙が置かれているのをリッグは気付き妻に尋ねます。するとトレイシーの答えは「4回電話した。」母を手伝いに行くとの事です。
この4という数字、SAWにはよく出てきますね。SAW3ではジョンがアマンダに「4つの命を破滅させた」、又ジェフには「4分で救急車を呼べる」等、「4」が多いのです。(SAW4でも後に又出てきますが、アートのジョンへの励ましに「40世帯の・・・」というセリフもあります。)
日本人的にはこの「4」という数字は「死」という不吉なイメージのもので定着していますが、米国では全く問題ありません。ですからこの「4」と聞いて皆さんの想像する「4」ではないのです。ただし、このSAW4作品は基本が常に中国文化を強調しています。それは元祖SAWの生みの親ジェイムズ・ウォンが中国系マレーシア人として生まれ中国文化に詳しく、ジョン役であるトビン自身もかなりこの東洋文化に興味があるようでSAW作品に取り入れているからです。
そこから推測するとこの「4」という数字は「中国」での「4」に相当すると考えるのがベターだと思ってます。そうなると厄介なのは中国で数字の「4」は、2種類すなわち「吉数」と「凶数」に真っ二つに分かれてしまうのです;これは島国日本と違い広範囲な土地である為、考え方が異なってきたものと思われますが、地域地域で違う為どちらかという確定は出来ません。しかし、都会等では主に日本と同じ意味を表します。このSAW自体ダークな作品ですので「不吉」を暗示させてると分析する以外はないような気がしますね。





さて、この時トレイシーは最後にこう一言捨て台詞を吐きます。「皆を救うことなんて出来ないのよ。」DMです。
ジグソウの心を妻がそのままリッグに伝えています。ここで又色々な想像も飛び交うでしょう。トレイシーが実は裏でジグソウだ!とか・・・まだ答えは明らかではありませんが、これはトレイシーがジグソウとしての伏線とみなすべきか、単なるDMとだけ解釈すべきか悩むところです。しかし、私個人的にはこのセリフだけでは、今のところジグソウ伏線ではなく、単発DMと判断しました。何故ならSAWでゴードンの不倫相手カーラも怪しいったらありゃしない。丁度ゼップが妻子監禁の為にクローゼットに隠れている最中、突然ゴードンを呼び出しその直後拉致ですから。
おそらくこのトレイシーの帰省も偶発的もしくは裏でホフマンがトレイシーを上手く動かしていたと思われます。(これについては又別カテで記述したいと思いますので詳細はその際に。)よってトレイシーは怪しい位に怪しいですが、ジグソウそのものではないと推測します。
とにもかくにも、トレイシーはホフマンの署での助言通り、リッグにはほとほと呆れてたようですね。我慢の限界という訳です。リッグの余りにも警察仲間への執念に燃える姿に耐えられなかったのでしょう。彼女は気分を変えようと一生懸命部屋の改装をしていたようですが、ジグソウ逮捕にしか頭が回らないリッグにとうとうキレてしまいました。そしてリッグを一人残しドアを閉めます。バタン。
この扉を閉めるという行為も伏線としてみなす事が出来ますね。ジグソウのキマリ文句「GAME OVER」の後には必ず扉を閉めるからです。トレイシーがそれをした・・・再びトレイシーのジグソウ疑惑が浮上してきますが、先程述べましたように、トレイシーがジグソウなのではなく、リッグがこれからゲームにかけられ敗北する可能性を暗示した伏線、と私はみなしています。





場面は変わり、署内でストラム達がジグソウについて書類捜査中です。ペレーズが新聞記事を見ながら(観客に)こう言ってくれます。
「ジョンは都市再開発という会社を持ってた。」この一言でジョン・クレイマーの事実を教えて貰えます。プラス、ここも伏線です。この新聞記事こそ、最後の最後にストラムとリッグが閃いたギデオン工場が映った写真が記載されているからです。この記事を全員が見ていて、誰もラストまで気付かないというのもキツイ話ですが、そこはスルーしかありませんね;
又、ジョンは会社を経営していた・・・この経緯でお金には困らないという事実も一緒になって付いてきます。だからジョンは何年も仕事もせず、ジグソウゲームだけに資金を投じてこれたのです。納得です。(SAW4ではストーリー展開と共に、どんどんジョンのジグソウ以前の仕事が明らかにされていきます。)
ペレーズはこの後ストラムに助言します。「ケリーの最期のメッセージをホフマンに言うべきよ」するとストラムは「警官二人が危険に・・・誰なのかまだ不明だ」だからまだ待てと指示します。
ストラムはもしかすると警察内部を疑ってた可能性は十分にあります。
そして一番高確率なここでのセリフの意図は、別カテで記述しましたストラム役のスコットの現実です。ストラムは本来の脚本ではもっと重要な役柄でしたので、映画撮影の順序関係で尻切れになっていると思われます。なのでこれ以上は追求出来ません。
(詳しくはSAW解説・解読カテのsoonSAW作品と裏事情endを参考にして下さい。)





すると、捜査中の彼らの部屋へひょっこりホフマンが顔を出しにやって来ました。そこへフィスクが又報告に現れます。
「また医者が行方不明になったようです」これも伏線になっています。
これは今回SAW4の最大のドンデン返しである、3と同時進行であるという伏線です。私達はこのセリフの意味を勝手に3を過去の事件として捉えている為にゴードン、リンの次の医者って誰?と思ってしまいましたね。
これはリンそのものを指していたのです。素晴らしい伏線です。見事です。
そしてホフマンが部屋から去ろうとする際、小脇に抱えているクマのぬいぐるみに気が付いた愛想の良いペレーズは「男の子?」と。ホフマンは「女の子だ」~「訳有りでね」・・・普通ぬいぐるみは「女の子」だろう?ペレーズの素っ頓狂さにも呆れましたが、このホフマンの「訳有り」の方が引っ掛かりますのでwwそうです。ここもDMです。ジグソウ協力者である、すなわちコーヴェットを拉致った(又は、拉致る予定)という事実があっての「訳がある」です。
まさにSAW3との同時進行な為、このぬいぐるみはコーヴェットへのものだと確定出来ます。
又、時間軸の説明の為に持たせているとの分析も出来ます。
セリフDMだけではなく、映像でのDMも兼ね備えておるのですね。





さぁ、お次はとうとうメインゲーム、リッグの第一テストに突入です。
リッグ襲撃シーンから又解説・解読をしていきたいと思います。















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コメント

質問何ですが、ジルの取り調べ録画で言ってる「終わりから...」って言っているのは何の終わりからですか?「ジョンの死」からですか?だとするとリッグが録画を見れるのはおかしくないですか?

投稿: 吉田 | 2008年11月13日 (木) 02時05分

はじめまして吉田さん^^

これはあくまで推測の域をでませんが、「終わりから」という表現については色々考えられるとは思います。ただしその「終わり」を指し示す内容がジョンの死と直結している訳ではないのは、吉田さんの疑問にもあるように録画を見る事事態不条理な点を考慮した上で、尚且つ文面からも読み取れるのではないでしょうか?
このセリフの直前にある「ジョンの事を始めから話して欲しい」と言うホフマンの指示から繋げてくるのが一番妥当だとは思います。となると警察の知らないジルの知っている範囲でのジョンの事柄についての最初という事ですから、例えばジョンとジルが出遭った日であったりという意味を指す事を前提とし、「最後」となるのはあくまでジルの知っている範囲でのジョンの最後になりませんでしょうか?
例えばジョンとジルが最後に会った日や会話をした日。例えばジョンの噂を最後に聞いた時の事等が「最後」だと推測出来ると思います。


投稿: LYNX | 2008年11月13日 (木) 09時22分

暇つぶしにサイトを拝見させてもらいました。
管理者さんの書き癖だとは思いますが、1つどうしても許せない表現の仕方を
されているので、指摘させてください。

管理者さんは自分の(割と斬新で洗練された)推理や感想に関しては、「自分」
を主語にし、
騙されたり、誤解したりするのは必ず「私達」という主語をつけていることに
若干憤りを感じました。
小学校の国語の教科書などにも、同じような間違いやすい表現の仕方が
書かれているかと思います。今後は少し意識してコラム書いてほしいですね。

投稿: 任意 | 2009年9月16日 (水) 18時51分

はじめまして

ご丁寧に指摘をして頂きありがとうございます。
ハンネはおそらく任意でコメントを公開するという意味であって、任意さんではないかと思われますが、分かりづらい為任意さんと呼ばせて頂きます。

任意さんのおっしゃる意味は理解致しました。
私の文章により気分を悪くされた事に対しては心より申し訳なく思っております。
すみませんでした。

以後は気をつけたいとは思っておるのですが、ただこのような文章を書くにあたり、あくまでも私個人の見解でありまして、読んで下さった皆様を主語にする訳には当然いきません。
私の考えである限り主語は私1人となります。

又誤解を招くような、「私達」に関しては、SAWスタッフが主観となっています。
スタッフは私一人を狙っている訳ではありませんので、どうしても彼らが観客を欺く手法を凝らし、それらが良い意味ではない「騙し」というテーマが多い為、結果的に「私達」を使用している箇所に、任意さんのように悪
い感覚を抱いてしまわれる方もいらっしゃるのだろうと感じました。

何しろ観客全てを目的としていますので、その為に「私」を含む「私達」という表現方法を用いざる得ない事をご理解して頂けると大変嬉しく思います。
私の頭では他の表現方法が浮かびませんで、最良のものが見つかり次第変えるつもりです。
ただもしも「観客」「視聴者」と言いかえたところで、「私」を増して特別視しているように思われがちな為にあえて「私達」で話を進めていった次第です。

解説は日記ではありませんので文章作成は安易にはいきません。
私も充分気をつけて筆をとりたいと考えております。
任意さんのご指摘により、この度は改めて、その難しさを実感させて頂きました。
このようなコメントを頂き本当にありがたく、感謝しております。

投稿: LYNX | 2009年9月17日 (木) 05時23分

ここすごく面白です!
管理人さん、頭が良い…というかIQが高そうですね。

妄想こそがまた映画の楽しみ方のひとつですよね。

一回観て「面白かった」「つまんなかった」と、ただ与えられるだけの、自分で考えようとしない世代(テレビ、娯楽はもちろん、教育、倫理観、政治、色々)に見てほしいサイトです。

少しなぞって「つまらない」と捨てちゃう世代に「自分で考える楽しみ」や、「空想、想像からの創造」などを説いてあげて下さい!

ま、それはさておいても(笑)
面白かったです!

投稿: 頭金谷佐原 | 2011年3月11日 (金) 04時48分

頭金谷佐原さんへ


はじめまして^^
レスが遅れ申し訳ありませんでした;;

いや;とんでもないです;;
しかしありがたいお言葉です;;
ありがとうございます!!

そのような観点から見て下さった頭金谷佐原さんの思考能力の方が素晴らしいと思いました。

私のような若輩者でも、ほんの少しでも役にたてたとしたならば本当にそれは嬉しい事です。

何といっても、サイトの記事を面白いとおっしゃって頂けるほど、一生懸命書いてきた分嬉しいことはありません。
本当に本当に嬉しいです。
ありがとうございました!!

また何か語れる事楽しみにしております。
(この書き込みして下さった後に大震災がありましたが、無事であった事祈っております。)

投稿: LYNX | 2011年3月16日 (水) 02時20分

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