SAW4(ソウ4)解説・解読 ストーリー編14
ジルはストラムにジョンの変貌を触りだけでしたが伝えました。
ここからのジルの回想はおそらくストラムには伝わっていません。私達への説明映像として、ジルが辛くなり思い出すといった設定です。
ジルは再びジョンの作業場へとやってきました。手には新聞を持参しています。ジョンの気配が無く、彼女は作業場の変化に疑問を抱きます。机にはセシルの盗撮写真。おかしなイラスト。大きな録音編集アナログ機材も映ります。すると突然姿を現したジョン。
J「ここへは来るな。」
j「ジョン・・・これは一体何なの?何故セシルの写真が?何をしたの?」
J「生を尊重しろと言ったのに・・・」
この時ジルは新聞記事をジョンに見せます。記事内容は全く見えませんが、考えられるのはセシルの消息不明記事、セシルの遺体発見記事、ジルの示し方からおそらくセシル関連だと推測出来ますが、ひょっとするとジョンの会社売渡記事等なのかもしれません。
そしてジョン自身の回想がこの間に挿入されます。これも観客への説明映像でジルには全く伝わっていない回想です。
その回想とはジョン初セシルのジグソウゲーム・・・まずは下準備シーンです。
このゲームの為、ジョンのセシルテープを編集する映像があり、その後にセシルの盗撮写真を見る場面もあるのですが、それが非常に重要な1カットだと感じます。
それはセシルの住所を調べる際、その下には「病院のカルテ」らしき用紙が見えます。いえ完全に「病院のカルテ」以外には見えません。しかもご丁寧に仕切り用フォルダごと手元に持っているではありませんか。まさに「病院用」です。
間違いなく「院内の誰か」に依頼したか、病院で盗んだ事になりますね。当然ジルの診療所かゴードン・リンのいる病院しか当てはまりません。これはジルのジグソウ伏線と捉えるのが一番手っ取り早いと感じています。が、SAW3でもジョン自身のカルテを所持していた事実もありますので一概には言えません。あのジョンのカルテはどうやって手に入れたのか・・・それが明確にされていないので断定が出来ないのです。
又、例えホフマンが刑事でカルテを事件捜査の為だと病院に訴えたとしても、カルテの持ち出しは無理でしょう。コピーしか手中にするのは不可能と考えると、やはりSAW3及び、この原本は上記2通りの手段のみとなります。3でもあれだけの医療器具や薬品を、早急に用意する事が可能な事実を考慮すると、その答えはどうしても辿り着く先が「医者」になってしまいますよね。
準備は整い、後はセシル本人だけとなりました。ジョンは出掛けます。
ここの映像で「豚年新年」と幕が張られております。それは中国の旧正月でお祭りの日に当たり、世界中のチャイナタウンでこのような様子が見られます。毎年期間が違い、おおよそ1月中旬から2月末に行われていますが、まさしく「豚年」という事を強調してるところが重要です。
私の別記事でもこの件に関しては、何度も記述済みですが・・・・端的に申しますとこの「豚年」は日本の「猪年」に相当しますので、1995年若しくは2007年が直近です。今のところジョンは2006年に死亡した設定のようですので、「1995」年と決定付けられます。つまりセシルゲームは「1995年1・2月中」ですので、SAW1作目までジョンは何をしてたんだという疑問は残りますが、現状ではスルーしかありません。そしてジルがストラムに打ち明けた「計画妊娠」は真実であった事がこの場面で判明しますし、ジョン愛用のマスクが何故ブタなのかという後付にもなります。
睡眠薬を含ませた布とブタのお面でセシルを初拉致です。(因みに現実の世界ではこのクロロホルムで気を失いません。原液そのままならば死亡させられる程強力ですが、揮発性が高く即消滅してしまうのです。)拉致の少し前にセシルは小さな像の置物を盗みますね。セシルの窃盗壁の説明もここでされています。
さて、とうとう始まりました。以下このゲーム中の全セリフを抜粋しておきます。
C「お前か。オレをこんな目に!」
J「違う。自分のせいだ。無垢な子の命を奪った。」
C「説明する時間をくれ。頼む!」
J「時間はやれん。時の流れは幻想なのだ。」
C「聞いてくれ。すまなかった。謝る。」
J「気の毒にな。麻薬がお前を破滅させた。」
C「出血してる、頼む。逃がしてくれ!」
J「そうしてもいい。だがお前は学ばん。だからこうしよう。お前に道具をやる。魂を堕落させた悪を葬り、人生をやり直す為に」
C「魂なんかねーよ・・・」
J「来世で持てるとも。物事に連続性は無い。善の道は善へと続かない。盗みを働き、捕まらず楽に生きる者。人を欺き、特権を有する者。ハイウェイで困った人を助けトラックにはねられ命を落とす者。虚しいものだ。運命のカードの切り方で決まる。私を見ろ。話が分かるか?」
C「いいや・・・・ああ分かる。分かるとも。・・・・・お前は異常だ!!うわっ!それは何だ?」
J「道具だ。お前の命を救う道具。【ゲームをしよう。お前の人生は偽りだ。今真実の瞬間が訪れる。お前は麻薬常用者であり盗人。他人の親切を利用し欲望を満たす。今日、お前の心の醜さを表に出そう。生き残りたいなら、お前の顔を心と同じくらいに醜くするのだ。前かがみになり、ナイフを顔に押し付けろ。しっかりとな。そのままでは腕と脚を失ってしまう。顔を押し付けろ。自由になれる】」
C「いかれ野郎。クタバレ!!」
J「最期の一滴まで血を流し続けるか、生か死か。選択はお前次第だ。」
ジグソウゲーム誕生ですね。先述しましたが、ジョンは事前に全く同じ【 】内のセリフをテープに録音してましたが、ここで気が変わったのでしょう。勝手な憶測になりますが、セシルの像を盗む瞬間をチャイナタウンで目撃してしまったジョンは非常に険しい顔付きをしますので、おそらくその行為に対し怒りが倍増し「生(ナマ)」でゲームをしてやろうと感じたのではないでしょうか?だからこそ「お前は学ばん」というセリフも生きてくるような気はします。
ここで一番気になるのは「無垢な子の命を奪った」の部分です。ジョンの個人的な復讐としか思えない表現方法です。ですので、やはりここでのジョンはほぼ私怨であると推測出来ます。おそらく癌告知、自殺未遂後に「真の救済」又は「後継者選出」に変化したのであろうかと・・・。
そして途中にあるジョンの薀蓄ですが、深く理解しないと意味不明の文章になってしまいます。以下、セリフを解読していきたいと思います。
「時の流れは幻想」
人間は時間に縛られているが、縛られるという観念から超越し、今のジョンが生まれた。つまり、もうジョンは、人間は時間を気にする必要は無く、時空を超えて魂は存在すると言いたいのでしょう。
又、生=時(セイ=トキ)という位に人間は時間と共に生きる為、その世界を捨てた、結果ジグソウ誕生の意味があるのだと思います。DMですね。
「物事に連続性は~~~話が分かるか?」
表の意味は文章そのままですが、これにも裏の意味があるようですね。
以前にも説明しましたが、ジョンによる東洋文化の考え方「輪廻転生」がこの部分です。ジョンは人間は死ぬと魂だけが浮遊し、別の個体に移る事を前提とし、今現在最低最悪な人物であるセシルが、次代来世で幸福に生存する可能性があり、それがジョンには赦せないのだという説明になっているかと思われます。なので、ここで今セシルを痛い目に合わせたいという願望の現われだという事です。
「道具だ~~~自由になれる」
学ばないセシルを学ばす為の手段が今回のジグソウゲームです。死を直前(基本は両手両足先が失くなるだけですが、放置されると出血多量で死に至ります)にした人間はどう変われるのか、ジョンは試しています。
ジルがしている「救済方法」とは全く逆の「救済方法」となりますね。ジルにライバル心でもあるかのようです。「お前が救済出来ないのだから俺がして見せてやろう」って感じにも取れなくもないですよね?
ゲームが始まるとジョンの目付きも一層凄みが増して来ます。「どうするのか、どうなるのか」人間に対し非常に興味があるのでしょう。ジョンは元々哲学的な人物ですので、ゲーム最中のこの辺りではその部分が強調されているのだと推測出来ます。要はゲーム以前の私怨だけでは無くなっているという意味を指してるのではないでしょうか?
このゲーム自体の内容はもうお分かりですよね?両手首と両足首が鉄線でどんどん締め付けられて行き、最終的に切り落とされるというものです。
それまでにナイフで顔面を切り刻み、スイッチを押せば助かるのですが、失敗作でした。椅子がゲーム中に崩壊してしまいます。
助かったセシルはジョンに向かってきましたが、敢え無く有刺鉄線トラップにかかり絶命してしまいます。おそらくジョンは先を見越してこのトラップを仕掛けていたと推測します。
突然ですが、申し訳ありません;
やたらと映像本編内容が濃く、長文になってしまい、まだ少しこの後のシーンで書く事がありそうなので、ガラスBOXゲームまで進行しませんでした。
前回お約束した画像は次回にはきっと・・・・お許しを!
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