SAW4(ソウ4)解説・解読 ストーリー編12
ギデオン食肉工場ではエリックが半泣き状態で「ゲームはイヤだ~」と、私達に悲観さを訴えます。
直ぐに場面転換で、廃校のレックス夫妻現場検証に入ります。
ここのペレーズの発言でモーガンの命が助かった事が確認出来るのですが、そのセリフが「彼女はリッグに救われたと・・」というもので、これはおそらく、3つの殺人ゲームをリッグがジグソウの共犯者に見せ掛けたい事を、警察サイドに強調する為の一言であろうかと思いますので、特に問題はないはずです。監督側スタッフは、ここのシーンにそのように見せる伏線を大量に撮影したらしく、ストーリー上必要がなかったので、全てカットしたとのコメントもありますので、その内の名残の1コマだと思われます。なので、ただ単にモーガンの生存を私達に知らせる手段だと推測は出来ますが、何故か気になる言葉のような感じはしますよね;
この直後ペレーズに捜査報告結果の電話が入りこうストラムに言います。「犠牲になった3人に共通点が、弁護士が同じアートブランク」今までの映像だけでは私達にも見落とす可能性もあってか、しっかりここで説明をしてくれるのですが、この会話の途中で突如ボウガンの矢がペレーズに向けて飛んで来ます。いきなりの展開に少し意味が掴めなくなってしまうのです。これ自体は特に深い意味はありません。偶然に科学専門捜査員が指紋を採取する際にボウガンが暴発した、という映像ですが、実際は暴発するようにジグソウが設定していたと分析するのが当然の流れになります。1本のボウガンがセットされていたからこそ発射するのですから。そしてこれは誰を狙った訳ではありません。たまたまボウガンの先にいた現場写真家に当たり即死してしまいました。ですので”FBI二人への警告その3”に相当するシーンかどうかは確定出来ません。”その1”はもちろんケリーからの手紙、”その2”はアートの新住所にあったファイルの2つのメッセージです。厄介なのはこのシーン挿入により急展開にコマが進む為、次の大切なシーンを把握し難くなってしまうのです。
それは「ボウガンが暴発した。飛んできた矢からストラムがペレーズを守った。写真家即死。」この三段階高速シーンの直後、ストラムとペレーズの会話も下記の簡単なセリフがあるのですが・・・
s「隠れ家は?」
p「住所は架空」
s「住所が分かれば、そこにリッグもいるはずだ」
p「アートの物件の共同所有者はジルよ。」
s「何処だ?」
p「この建物よ」
この会話を確実に処理出来なければ意味が通じなくなってしまうのですよね;このように文字としてセリフを羅列すると一目瞭然で容易なのですが、映像はとにかく速いです。ですのでここを見落としてしまいがちで、二人が急に静かな場所で銃を構え、ビリー人形トラップ部屋に辿り着いた理由に混乱してしまいます。
以上の流れでストラムとペレーズは廃校のとある一室に導かれます。扉の赤字で「FBI」の文字を強調されており、そこへ入りました。大量のロウソクと真ん中にビリー人形が不気味に座っています。辺りの安全を確認した後、無言のままストラムは部下ペレーズに指示し、彼女は恐る恐るビリー人形の首に掛かっているカセットを再生しましたが、最後のセリフがやけに小さく聞こえません。
少しズルいジグソウのトラップですが、ジグソウとしては今までに2度の警告を事前にしてきました。とにかく執念を捨てて立ち去らないと、FBI二人の危険は回避出来ない事を知らされていたにも関わらずジグソウに近づいて行き、この”その3”最後の警告でとうとうペレーズまでも死の臭いが漂ってきてしまいました。彼女はカセットテープの小声に気をとられ、ビリー人形の爆発に顔面直撃です。この時、ストラムの様子がやけに怪しく映っているような気がします。が、おそらくこれもスコット・パターソンの現実上問題の為のものであろうかと推測、若しくは深い意味の無い「怪しさ」だけを追求した映像と受け止めれます。何故ならこの後、ストラムはペレーズの負傷にキレてしまうシーンが挿入されるからです。又これについては、そのシーンにて解読したいと思います。
ペレーズは重傷を負いましたが、即救急医療班によって搬送されました。命に別状は無い気はしますが、オフィシャルサイトでは彼女の生死は「不明」とされていますので、実際どうなったのか判断出来ない状態です。尚、この搬送シーンも劇場版ではカットされておりました。
ここのカットシーンでペレーズはストラムに重要な行動をします。あのケリーから送られて来た鍵をストラムに手渡すのです。血だらけの手で、です。結構個人的には良いシーンだと思いました。あんなになってまで彼女はジグソウ追跡をストラムに託すからです。
FBIド根性がここで伺われますよね。おそらくストラムもこのペレーズに触発されて、後のシーンで激情してしまうのだと推測します。
残り時間タイマー 19:46
場所は変わり、ギデオンです。
エリック君は、お次は演技を始めたようですね;今度は死んだふりです。近寄ったアートを一撃しますが、アートはエリックに「オレを恐れるな」と宥めた後にあるメモを読みます。
この時点19:35
そしてこう言います。「いい知らせだ。もしあいつが成功すれば俺達も帰れる。おい、オレを見ろ。見るんだ。お前が落ちれば、彼は感電死だ。もう1つ大事な事。これをやる。生か死か、選択はお前次第だ。」銃と弾を渡しました。おそらくある一定の時間が来た時、アートはジグソウよりこのメモを読めと指示されていたのでしょう。ルール通りにしないと首がチョン切れますからね。まだこの時点ではアートの釜装置は明らかにされていませんが、アートはとにかく無事に全て終わりたかっただけだと、ここでようやく私達はそう予測する方向へ転換して行けます。アートの疑惑はほぼ晴れてくるのです。前回のラストで記述しました通り、アートはエリックに「銃と弾」=「救済の器具」を手渡した事も、エリックは自分自身でしか救えない意味を、観客に勘付いて欲しかったのだと思います。
このシーンで全てを繋げなくてはいけない大切な映像でした。
次回も非常に重要なシーンが目白押しです。
ストラムによるジル事情聴取の様子とジルの回想に入ります。
| 固定リンク
サイト内 全記事一覧




コメント