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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編18






アートはモニターでリッグとストラムの姿を確認します。
エリックはひたすらアートに尋ね続けますが、アートは相変らずスルーです。

E「誰なんだ?」
A「・・・来たぞ!!」

clock この瞬間の残り時間1:46
A「ヤバイ・・・」

アートは、もう居ても立ってもいれないのです。後、残りわずか1分46秒。たった1分46秒経てば全員助かるというのに”その男”はモニター内で必死で走っています。
特にこの終盤の展開は、緊張感とスピード感が見事に表現されていますね。そして物語は交錯し合い、より複雑化していきます。アートのジグソウ疑惑がこの直前で完全に晴れた為に、アートの思いが一気に私達の中へ入ってきます。
このSAW4はあらゆる面でSAW1作目に追随してますが、アダムのような観客との一体感、つまりシンクロ状態も多く含まれています。
これはSAW2、SAW3にも当然あるSAW独特の世界観ですが、(往来の映画作品の登場人物への感情移入・同調とは一味違います。シンクロ系で代表的なのは「キューブ」でしょう。)このSAW4は軽いタッチで本当に大量に使用されているのです。各々が軽く、その上シーンが飛び交う為に、SAW1作目程のシンクロ感には全く及びませんが、リッグ、エリック、アート、(ストラム)・・・それぞれの感覚に観客との一体化が可能です。そう考えれば主要人物の内、ホフマンとジルだけが観客には理解不明な点が多数存在しています。(ペレーズは論外ですね)この二人に関しては一体感が湧いて来る人は少ないのではないでしょうか?本来なら「皆無でしょう」と言いたい所ですが、人それぞれ感覚は異なりますので。






場面転換で再びジェフ登場です。
アマンダの声が聞こえます。

アマンダ「私を直してよ!目の前にいるのに!!」
ジョン「時間がない。もう一度考えるんだ。君は私に約束した。未来を考えろ。」
ジェフ「リン?」バン!!

懐かしい映像です。と感激している場合ではありません。大変な事になってますね;ここで私達は「同時進行だった」と何気に気付かなければなりません。あのSAW3とこのSAW4が同時進行。そんなに直ぐに私達も納得がいきません。が、時間が欲しいが待ってはくれません。
さて、SAWの時系列トリックはSAW2で経験済みですが、今回は実際に1年挟んだ作品同士の時系列トリックです。皆さん、「又か・・・」と残念に思われた方もいれば、「え?何ソレ?」と困惑した方、又は「おぉ!!凄いじゃないか!」と納得、感動なされた方、色々な意見があろうかと存じますが、私は「困惑」の直後、感動した部類のタイプです。又、改めてSAW3を見直せば、SAW3の株も上がりました。この時系列でシリーズを通して同時進行というのは、おそらく業界初ではなかろうかと思います。とにかく異例の映画です。私は正直SAW4は好きではありませんが、素直に「流石だな」と感じました。

アマンダはリンを撃ってしまった為、ジェフはジョンの言葉で即刻アマンダを撃ち殺します。そしてストラムは大部屋へ侵入して来ました。これらのシーンが回想シーンなのか、今の出来事なのか把握するには、まだ完全には判断が難しい部分にはなっています。








場面転換です。アートが大きな赤いスイッチを持ち出しました。
エリックにそれは何だと尋ねられ、これには答えます。私達にも説明する必要があるからです。「時間切れと同時に開放する装置だ」アートがどれ程に焦っているのかもよく分かりますね。コレを持って90分と共に瞬時にスイッチを押したいアートの必死の行動です。
clock 残り時間 0:41





場面転換。ストラムがジェフを追いかけ大部屋へ侵入した後、様々な音声が聞こえてきます。

ジョン「お前と妻を苦しめた私を赦すか?ジェフ。生きるか死ぬかの選択はお前次第だ。」
ジェフ「お前を赦す」ぎゅいいいん
リン「ジェフ!!!」鉄ドアがストラムの前でバタンと閉まる。

先述した同時進行が完全に判断出来るシーンとなります。それを私達は100%気付かなければいけません。でなければ、このSAW4の面白みが半減してしまいます。今回SAW4の最大のパラレルワールドだからです。SAW4公開前情報で、公式サイトやチラシ等で「今回の犯人は?」のような見出しが取り上げられ、観客は”ソコ”に注目してしまいがちですが、これが落とし穴でした。要はスタッフぐるみで私達をダマシていたようなものです。ダマシとは言葉が悪いですが・・・まさに観客の盲点をつくスタッフの意図的な宣伝効果とでも言いましょうか、ナイスアイデアだと思います。

さて、本編に戻りますが、ストラムはジョン達の声を聞いています。小部屋で何が起こっているのか慎重にその内容を聞き取ろうとしています。という事はジェフが犯人では無い事実は何気に理解していたはずです。それとも全く会話の内容が把握出来ていなかったのかもしれません。それなのに最後にジェフを射殺したのは「おかしい」と思われるかも知れませんが、ジェフが銃口を向けた為の”やむを得ない行動”と推測出来ます。警察やFBIはそう”訓練”されているはずですから。







場面転換。とうとうリッグは最後のテストの扉の前に到着してしまいました。扉には「最終テスト」と書かれています。
clock 0:10
リッグは躊躇します。
clock 0:04
扉の内側にいるエリックは「ドアを開けるな」と叫びましたが、リッグは思い切り突進して来てしまいました。ある意味、エリックの肉声が彼を突き動かしたのかも知れません。その瞬間にエリックは銃で放ちましたが、リッグを止めるには遅すぎたのです。そして発動された巨大な氷ブロックが落ち始めます。リッグはすぐ横にいた監視役アートの脇腹を撃ちます。エリックは無残にも頭部が破裂。その氷の鋭い破片がリッグを直撃。







場面転換。ストラムが鉄扉の前でふと気付きました。ペレーズから受け渡された鍵の存在に、です。
ここは劇場版カットでした。鍵を開け小部屋内部に入るやいなや、ジェフが至近距離で銃口をストラムに向けます。

s「手を上げろ!」
ジェフ「娘は何処だ?」バンッ!!

ジェフ即死です。
正直ジェフは、リンが目前で爆破され、ジョンからの最後のテープで娘まで監禁されていると知り、呆然となっているはずでしょう。その上ジョンをチェーンソウで殺害した直後にストラムが侵入して来ました。銃をいつの間に拾っていたのか・・・これはスルーしかありませんね;
ジェフの弾が入ってなかった事に対しては、それを理解した上でのジェフによる必死の行為か、又は混乱していた為に思わず銃を向けたかのどちらかです。
ストラムはジェフを撃った後、この小部屋での惨状をマジマジと見ます。「・・何て事だ・・・・」







場面転換。脇腹を撃たれただけの生きているアートと重傷のリッグ。

A「お前のせいだ。何故開けた?」
r「まだ時間が・・・まだあったのに」 clock 0:01で止まっているタイマー
A「何故開けた?違う。ジグソウはお前を試してたんだ・・・」アートが鞄をゴソゴソ
r「手を見えるところにだせ!!」
A「テストだった。お前を・・」バンッ!!

テープレコーダーが転がってきました。アートは再生ボタンを押してから死んだのです。ジョンが語ります。リッグ驚愕です。
そうです、アートがジグソウからの最後にする行動、即ちルールがアートの命を奪いました。アートがルールに忠実であったが故の結果となります。アートはおそらくリッグが到着したら、”鞄から”テープレコーダーを取り出し、渡せと命じられていたに違いありません。
その行動は通常、犯人が凶器を出す行為と警察は見なすからです。当然リッグは銃を出されると思い一度アートに警告しましたが、止めないアートを射殺した訳です。アートは頭を撃たれ即死でした。完璧なまでにジグソウの罠は連鎖していきました。全員死亡です。
と、思いきや、やはり立ち上がったホフマン。劇場版ではホフマンが自ら罠を解き、テープを聞いているリッグにゆっくりと後方から近付いてきました。正直この方がホフマンの”重み”がありました。しかしDVD版ではそこはカットされ、突然リッグの後ろにいますね;
リッグはもはや瀕死状態で何も出来ません。いえ、何が起こっているのか既に理解不能なのかもしれません。ホフマンがジグソウサイドであったという事実を認めたくないのでしょう。
テープで語るジョンの声は、この間ひたすら続いています。他カテにもありますが、一応大事な部分ですので、以下テープの全文です。

「リッグ これを聞いているということは、マシューズ刑事とホフマン刑事の元へ90分以内で着き、彼らに死をもたらしたのだな。ルールは明快。警告したはずだ。」フラッシュバック挿入開始。「彼ら自身で救う。救済は君の手には負えないのだ。時は君の味方だが君の執念が邪魔をした。マシューズ刑事を救うつもりが命を奪った。君は最終テストに失敗した。」

後半部分ではリッグがジョンの説明を把握していきます。このゲームが何だったのか、ようやく理解します。そこへ、ホフマンが無傷で普通に生きて背後にいるので混乱してしまうのです。
「ゲームオーバー」
ホフマンの声でリッグにそう放ちます。そして何故か扉を閉めずにホフマンはその場から立ち去りました。
時間的にいうと、リッグが先に扉を開けテープを聞き、少し経ってからストラムはジェフを射殺した事になります。ですのでホフマンはジェフ射殺直後のストラムを監禁出来るという具合ですね。
上のテープ内容については、今までのこのSAW4解説・解読ストーリー編で述べてきた事ばかりですので割愛させて頂きます。
ただし、ジョンの「彼らに死をもたらしたのだな。」という虚言がある事は頭の片隅に置いておいて下さい。
ところで、私がこのシーンで一番気になる部分は、ホフマンが扉を閉めなかった事に対してです。非常に引っ掛かっています。

ホフマンは例の大部屋へ辿り着き、指紋ベタベタで小部屋のストラムを監禁しました。指紋ベタベタもかなり気になりますが、スルーですかね;
この時、二人は全くお互いを見てはいません。ホフマンはストラムがいるであろう気配を感じつつ扉を閉め、ストラムは突然扉が閉まった状況になっています。そして電気が消えます。ホフマンは再び何処かへ向かい大部屋を後にします。






ラストシーンです。
先程のホフマンが出て行くシーンに重なり、ジョンの胃テープが再生されますね。
SAW4最後のドンデン、作品の冒頭が最終シーンという時系列トリックです。SAWシリーズで時系列トリックが多発してはおりますが、全て異なる時系列ドンデンですので「素晴らしいな」と思います。よくもまぁこれ程同じ時系列系で違う形に持って来れるなと関心します。でももう次回作SAW5では、どのようにしても観客が時系列で驚く事は無いでしょうね。又、誰が犯人であってももう驚きません。
時間がひっくり返っても「う~ん・・・」犯人があの人でも「う~ん・・・」です;
一体次は何で驚かしてくれるのでしょうか?楽しみです。
再びゲームで始まり、コーヴェットの行く末とジルの過去回想を織り交ぜながら、おそらく違う展開でストーリーは進んで行くのだと思います。
ラストのテープ内容の解説と解読も割愛させて頂きます。
皆さんも今一度じっくり過去のSAWシリーズをご覧になって、SAW4に向けて復讐及び、予測をたてて、是非楽しみを倍増させて下さい。













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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編17




ストラムは単独ギデオン工場に到着します。


車から降り、即座に携帯電話を手に取り、署へ電話します。
「直ぐに来い。ブレイク通り11235”ギデオン”だ。急行してくれ」この電話のシーンのみ劇場未公開です。
又、突っ込み所ですが、何故署にいたストラムが今更応援要請するのか・・・基本は「脚本上の都合」でしょう。一人でないとストーリー的にゲームに支障を来します。どんな映画でも、FBIが夜中に単独で乗り込みます。ホラー映画は大体大雨で雷がなります。そんなモンでしょうwwこの状態を敢えて解読するのであれば、ストラムはパートナーのペレーズが重傷を負って激情してしまい既に平常心ではなく、その上、タイマーの残り時間を知っている為、必死で駆け付けたと考えられます。あるいはジグソウ伏線の可能性も100%無いとは言い切れませんが。





即行で場面転換、リッグがギデオン内を走り回っております。
リッグは、ある通路に差し掛かりました、そこには今までのジグソウからの言葉が”まとめ””おさらい”のように壁一面に記されています。

「私の見方で見ろ」
「私の感じ方で感じろ」
「私の救済方法で救え」

その通路の先には、エリックとホフマンの警察手帳が並んで置かれ、その前にメッセージカードもあります。
「本当に命を救うことを学んだか?」
これら全てが、ジグソウからの”最終警告”と判断出来ます。そして壁の言葉と同じく赤いペンキで「→」が示されています。
clock この瞬間の残り時間  3:40





場面転換、エリックはまだ叫んでいます。
「誰が来るんだ?」
アートは決して答える事は無く、着ていたパーカージャケットを脱ぎ始めました。ここで初めてアートの首の釜装置が露にされます。(釜装置については「SAWⅣのハテナ」を参照して下さい。)
そしてアートの回想がほんの少し挿入されています。トレヴァーとの霊廟ゲーム後の映像です。霊廟内で逃げ切ったアートは、ジグソウからのメッセージとカセットレコーダーを見付けます。
「自由への扉」と書かれた用紙。そしてテープからは「おめでとう!!アート・・・・」

これでようやく私達からアートのジグソウ疑惑は、完全に放たれます。「では誰がこのゲームを???」ってカンジになります。エリックもアートの首を見て、同じ様に驚愕しています。
clock この瞬間の残り時間 2:35






場面転換、ストラムはギデオン内でリッグの後を追います。
前回「覚えておいて下さい」と記述しました場所と同じ場所にストラムも来ました。リッグが通る際、照明はチカチカとしておりましたが、ストラムが通過する際は、しっかり明るく灯っています。ここでストラムは1つの写真付きの鍵に気付き、拾います。
写真とはジェフ一家のものです。ジェフ、リン、コーヴェット、ディランの4人が映っています。SAW3でジョンがジェフへのヒントとして、4つに千切ってBOXに入れていた写真と同じものです。ジェフは小さなパネルに加工し、キーホルダーとして持ち歩いていたようです。
私達には、ふと疑問が浮上します。何故リッグはコレに気付かず、又ストラムは発見したのか・・・。先述した照明のせいでリッグには「見え難い」設定になっていたのであろうかと推測出来ます。その上リッグは周辺を注意しながらも、闇雲に走っています。エリックの命がかかっている為細かい事項に目がいかなかったと思われます。一方ストラムはゲーム内容が分からない為、ジグソウのアジトで神経を集中させながら追いかける立場です。照明についてはたまたま偶然なのか、ジグソウの故意なのかは定かではありませんが、明かりがしっかり点いているので見付けられたのではないでしょうか?
しかし、もう1つ考えれる設定があります。
一番厄介なのは、そのキーホルダーを「第三の闇のジグソウ」が、「リッグの通過を見計らって置いた」という憶測です。これが本当は一番確実に「リッグに持たせず、ストラムに持たす」事の出来る唯一の方法だからです。
とはいうものの、私個人的には「全てジグソウの計算通り」いわゆる偶発的な流れであろうとは感じているのですが;





またもや場面転換。この辺りは非常に早いシーンが交錯し、難解になっています。
で、いきなり登場のSAW3のジェフ・・・・・観客は何が起こったのか、全く分かりませんね;
ジェフは手に持っていたバールのようなモノで、天井にぶら下がった照明を殴りました。「ガシャン!!」





場面転換。今度はストラムです。「ガシャン!!」
この音にストラムは反応します。「あっちか?」と思ったのでしょう。即座に方向転換をし、今来た通路を戻っていきます。
ジェフが照明を殴って音をたてずにいたら、ストラムはジェフの方へ行かず、リッグの方へ行ったに違いありません。
これは余りにも有り得ない設定ですね。ジグソウがここまで未来を予知出来るはずはないのですから・・・。
では、ストラムがジグソウサイドとは一切関係が無く、単にジグソウ事件に巻き込まれた、という設定で、もし仮にジェフが近くで物音をたてなければどうなっていたのか、検証してみます。
ストラムはリッグの後を着いていき、ストーリー展開上上手い具合にホフマンが逃げ切った後にリッグの瀕死に駆け付ければ、(若しくはリッグの遺体発見後)次はホフマンを捜し始めます。そしてジョンとジェフのいる小部屋のドアが閉まる前に、同じ様に辿り着ければ、あの部屋は見付け易いはずです。(リンやジェフの声や銃声、又はジョンのテープ音声が聞こえますから。完全に閉まっていれば発見はほぼ不可能でしょう。)すると同じくジェフを射殺してしまう可能性は残されています。
しかしリッグが「ホフマンが犯人だ」と発言してしまうと多少厄介な事になるのは避けられないですがね;
結局どちらにしても、ジョンとホフマンの時間配分は「完璧」でなくてはならない訳です。
という事はやはりジェフの行為も当然「偶然」であり、時間配分も「偶然」の中の「完璧」つまり=脚本上の都合と片付けるのが一番説得力があるようですねwwwこのジョンの「時間配分の完璧さ」ばかりは解読のしようがありません;
そう考えると、ストラムのジグソウ伏線の線はより一層低くなります。このSAW4ではジルとストラムが確かに怪しいですが、ストラムは「白」であろうかと推測出来るシーンが幾つもあります。個人的には今の所、彼は巻き込まれただけと判断してます。寧ろ、以前にもセリフでの説明が挿入されていた事を書きましたが、ストラムの「我々がジグソウの標的だ」ですね;
後ムリに考えられるのは・・・これらは全て観客に「偶然」のように見せ掛け、実は「闇のジグソウ」がストラムの進行通路を変えた・・・
だからこそ「ゲーム進行が完璧だった」と仮定する事も出来無くは無いですが、はて、どれでしょうかね???




ふむ、なかなかラストシーンまで行き着かないですね;
でも、きっと次回がこの「SAW4(ソウ4)解説・解読ストーリー編」の最終回になるであろうと推測して・・・・・・・









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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編16






さて、ようやく様々な回想が終了し、警察署内の取調室に画面が戻ってきました。
正確にいえば、このシーン自体も過去の映像になりますが・・・
ジョンの遺体の前でホフマンがテープを聞くのが「現在」に、取り合えず設定されているからです。
ですので、この取調室から過去に遡り、ジルが作業場に行き、そこでジョンのセシルゲーム回想が入り、又作業場に戻りジョンが時計を潰した後、再びこの取調室に返ってきます。要は三段階の過去回想という、何とも入り組んだ設定で観客を惑わした訳です。




ストラムがジョンの異変とジルの涙に同情したのか、ついさっきまでの激しい怒りは押さえ込みました。
そうして頭を冷やそうとしたのでしょう。一度この部屋から出て行きます。が、廊下で改めて捜査資料を見詰め閃くのです。手にしたそれにあったのです。「4面の壁が家となる・・・」新聞記事での見出しが同じ文ではないかと・・・・。彼は慌てて又ジルのいる部屋へ戻ります。

s「最初の建物を子供の名に?」
j「そうよ」
s「場所は?何処なんだ!!」

やっとジルが口を割りました。これは、ジルがストラムを操作していたのかと思う程に、ギリギリの時間で教えます。
ここまで引っ張る理由は特別見当たりません。とっととギデオン工場を教えておけば、辛い思いもしないで済んだはずですからね。
敢えて理由を出すとすれば、ジルはジョンをまだ愛している為、極力ジョンに不利になる事項を口述したくなかったと設定付ける位です。
でなければやはり、ジルのジグソウ伏線に見えます。又は全て偶発的なモノであったのか・・・・ストラム達が新聞記事に気付くのも、ジルが黙秘したままこの時点で教えたのも、全て偶然だという考え方をする事も不可能ではありませんので。(→これですと、「脚本上の都合」となります。)



ここのセリフで、「ギデオン」について、又説明が入ってますね。このネーミングは元々息子の名前であったという事実です。
別カテの「SAWⅣのハテナ」にも回答済みですが、少し説明を付け足しておきます。
本編でもギデオン工場内部が結構巨大だと皆さんも感じた事でしょう。リッグは走り回ってますし、中は迷路のごとく通路が入り組んでおりました。かなり大きな建物だと判断するのは容易ですよね。
実は何故これ程デカいのかという理由も、一応ちゃんと裏付けされているのです。ジョンが特別望んだ我が息子「ギデオン」、この生まれ来る子に「立派な人間になるように」と、デカい食肉工場を立案、設計し竣工に至らせたという設定です。建物に自分の氏名ならともかく、未だ生まれていない子供の名前を付けるなんて、何とも大胆な発想ですが、コレがジョンの思想です。ですので、工場はやたらとデカかったという結果に位置付けられています。
面白いのは何故「食肉工場???」ってカンジですね。
おそらく本編ストーリー内容による「脚本上の都合(設定)」で仕方なかったのでしょうが、「肉」という言葉にピタリと合う程、ゲーム終了後のこのギデオンには「肉(死体)だらけ」だと苦笑してしまうのは、私だけでしょうか?(不謹慎な表現申し訳ございません。映画=フィクションに対してですのでお許し下さい。)






はい、来ました。リッグがギデオンに到着です。
ギデオンの場所を何故知ってたとかは、深く追求しないでおきましょうwwギデオンの扉を開けるとすぐ小さな箱が目に入ります。
それはSAW3のジェフへゲーム毎に置かれていたBOXと同じ大きさ、同じ形ですね。(今までの映像でも何度か出てきましたが)きっと小さな小さな伏線です。ここがジェフのいる場所だという・・・(同時進行伏線)。その小さなBOXにはカードにメッセージが書かれております。
「誰を救うか思い出せ。時はお前の味方だ。」
この文章にリッグはこう呟きます。「何のことだ?」・・・・全く理解していませんねぇ。ジグソウがリッグを救う為にゲームをしている事をすっかり忘れてしまってるのです。
ゲーム冒頭でジグソウは言ってます。「命を救う機会を与える」それはリッグの命であってエリックではないと。
確かにあらゆるゲームの流れの中で「被験者達(エリック)を自分が救う」んだと勘違いしてしまうように進行されてきたのも事実です。その代わりにジグソウは常にメッセージや言葉でリッグに助言及び警告をしてきました。それでも尚リッグは覚えてないのです。「誰を救うのか」それはリッグ自身のゲームだという事を理解出来ないまま、ここへ到着してしまったリッグの大きな過ちとなります。



又この文章ですが、「時」があります。これは通常、人が考える時間の意味に隠された「ジグソウの時間の概念」と「裏の真の意味」のDMになっています。
ジョンの概念については、もうだいたいの想像がつくかと思います。本来の意味の方はといいますと「時間がくるまで待っていれば、エリックもホフマンも自分の命も救える」こういう事です。要はリッグへのヒントです。ここでリッグが立ち止まって考えれば良かったのですね。しかしリッグは前進します。
通り道を一方に塞がれている為、道なりに進んでいきます。とある角に差し掛かります、木の残骸がリッグの足元を邪魔します。実はこここそ、ジェフが目覚めたフォークリフトのあった通路になります。木の残骸は、ジェフが監禁されていたあの木箱の潰れた残骸なのです。これはかなり大きな伏線ですが、一度見ただけでは誰も把握出来ないでしょう。
見れば見る程に「味」の出る「するめ」の様なSAWですから、皆さん又機会があれば確認しておいて下さい。ここに限らず本編に山程ある細かい部分に気付けば、SAWに「とりこ」になってしまうでしょうww
リッグはこの場所を通過し、ビニールカーテンで仕切られた奥の通路へ姿を消します。ここで蛍光灯がチカチカと点いたり消えたりしております。覚えておいて下さい。






お次は場面転換で、同じギデオン内部にいるエリック達の様子です。
以前に申しました通り、アートはここの仕掛けを知りません。この時点で初めて知り、困惑してしまいます。
エリックの頭上に巨大な氷がある事に気付いたアートは、自分で扉をセットした為に作動させてしまった事も同時に判断します。エリックもアートのその不可解な目線の先を追いました。自分の置かれている立場を明確にされ、騒ぎ始めるエリック。

A「ヤツが開けたら終わりだ。」
E「誰が扉を開けるんだ?誰なんだ?」

という問いに、アートは沈黙を通します。何も教えない事が、おそらくジグソウのルールの1つであろうかと推測出来ます。例えばここでアートが「リッグだ」と言ってしまうと、エリックは銃を向けられない可能性も出てきます。扉越しに大声で「リッグ、そこで待ってろ」と指示する可能性も出てきます。可能性として、かなり低くてもゲームの失敗に繋がりますので、誰なのか教えない事が最善の策だという事でしょう。これはエリックではなく、リッグのゲームですからね。
又、実際アートがリッグだと知ってるとも確定は何処にもされていませんので、答えれなかったというケースも、視野に入れても不思議ではないとは思いますが・・・。





ん~、今回はこの辺で止めておきましょうか;
自分でもどの回で終了するのか予測不可能なのです;ラストに近付けば近付く程どうすればいいのか分かりませんねぇ・・・;
では、次回はストラムがギデオン到着シーンから続けます。















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編15






前回でセシルゲームが終了し、彼が死んだ直後、ジョンはレポート用紙に”何か”を記述したという事項を書き忘れてました。
おそらく「人間の性質について」書いたのではなかろうかと感じます。




そして画面は元の作業場に戻ります。

j「あなたに何が?」
J「私に何が?何がだと?」置時計壊す「二度と来るな。君には何も分からんか?」
j「私も息子を失ったのよ」

これ、非常に大切なシーンですね。(どれもこれも大切で大変ですが;)
ここについての解読も皆さんそれぞれであろうかと思います。
セシルゲームの説明が、前回で抜粋したセリフと上記のセリフの二人の会話の途中に挿入された形で映像が続いてる訳ですので、ジルの上記の一言目で2種類の推測が可能です。これはDMというのではなく、単に今後の後付により、セリフ内容が変化するものと捉えて頂ければ良いかと思います。
おそらく現時点での事実としては「何が?」という疑問から、セシルゲームはジョンの回想であり、ジルには教えていないと基本的な判断が出来ます。
まず画面でジルは何も知らない様子に見て取れますし、前回セリフから繋げると素直にそう取るべきであろうと、映像上の仕組みでそう解釈を促しているからです。
又、「あなたに何が?」は、セシルを殺人ゲームにかけた事を一部始終聞いたとしたら、純粋に考えると「何故そんな事をしたの?」というセリフになるはずです。ゲーム内容をジルに教えてないからこその一言だという意味です。後に続く会話が抽象的に表現されていますので知らない設定で意味は通じます。
しかしもう1つの解釈は、これとは全く逆で違う方向に持っていけるように用意されているようです。まさしく後の抽象的かつ曖昧なセリフで、視点を180度転換する考え方ですね。
仮に、ジルに殺人ゲームの全貌を教えたとしても、一言目は無理矢理なセリフとして置き換えられるからです。
「あなたに何が?」→「(そんな事をするなんて・・・)一体あなたに何が?」
例えばカッコ書きのようなセリフが省略されていたなら、意味が通じてきます。後のセリフも適当に合ってきます。ですのでジルはこの時点で知ってしまった設定に変更出来ます。
この後者ならば、ジルの3段目の一言は「アンタと同じ条件で子供を殺された身なんだから当然分かってる。アンタ一人で復讐するなんて」という意味の取り方が出来ます。要はジグソウ伏線になり得ます。

では前者の設定に戻りますが、そのジルの3段目のセリフはジョンが実際何をしたか分かっていない訳ですので(ジョンがセシルに何かしたのは、ジルも薄々気付いてると思われます。死のゲームの実態を知らないだけという事です。)「私も同じ条件なのに、人を傷つけるなんて・・・・」という感じに素直に取れば良いかと思います。取り敢えず今は、先述した幾つかの理由により、私は知らない事を事実として解読、解説を進めていきますので悪しからず。(どちらの設定になるかはSAWⅤ及びⅥまで待ちましょう。)







さて、まだ重要なシーンがセリフ以外にもここにあります。
それは”ジョンが時計を壊すこと”です。今回SAW4では、この「時間」というジョンの哲学もキーワードになっています。
前回セシルゲームの際に触れましたが、ジョンにとっての”時間の概念”を思い出してください。
ジョンにとっては”時間”は特別な存在だったという事はもうお分かり頂いてると思います。その理由は作中で全く明らかにはされていませんが、ここまでのあらゆるシーンで、時間に纏わる映像なりセリフが挿入されてきた中で、セシルへのセリフがその内容を表していました。「時の流れは幻想なのだ」です。しかしジョンは以前の回想シーンでジルに「じゃじゃ~ん!!」と子供のようにハシャいでこの置時計を見せましたよね?その時こう言っています。
「全てを支配する。中の機械部分は300年前のものだが、今も時を刻み試練に耐えている。」
そうです、全てを支配するとハッキリ断言しているのです。これはつまり”時間を大切にしている”、”人は時間に支配されている”、”人の死後も時は刻み続けられる”という意味が含まれています。よってこの時のジョンの思想は、時間自体を主に、重きを置いている為、時間は幻想ではありませんでした。この幻想だという考え方は流産以後のものです。結果的にジョンの変化を示している訳なのです。
180度変化しています。ここにジョンのジグソウへの誕生が伺われると判断出来ます。又、変貌したジョンの行動も180度異なりました。喜んで見せたこの置時計をキレてぶっ壊します。流産の際にも腕時計を捨ててます。まさに映像でも確実な変化を表現しているという訳なのです。
ジョンは時間にはもう支配されてはいません。そう、時間は幻想だからです。
監督のコメントにも次のようにありました。
「大切なものだ。それを壊す。彼がこの物件(置時計)を買った理由は「時間」だ。それを壊した事によって彼はジョンからジグソウになった。」と。








さてさて、ようやく紹介出来ます;例のガラスBOXですね。
二人の上の会話の後、ジルは作業場を後にします。一人取り残されたジョンは、あるモノに被せていた布をバッと取り去ります。そして劇場版でカットされていたマジマジとそのBOXを見るジョンの姿が映し出されます。中にはガラスの破片と鍵が見えますね。
意味深にそのガラスの箱は存在感を示しています。本編でのガラスBOXのシーンはここのみでした。しかし、SAW4が公開される前まで、オフィシャルサイトで「あるシーン」の写真がUPされていました。コレです↓(クリックすると、もっとデカい同じ写真が見れます)


Saw4vagrant



お世話になったネタバレ掲示板でも、この写真の推測が飛び交っていました。結局「放浪者」がこのゲームの人物のようですね。(詳細はsoonSAW人物説明(7)ソウ4その2endにあります。)この私の「SAW WORLD」を訪れて下さった方の幾人かは、この上の写真を見た事があるとは思いますが、まだご存知でない方も大勢おられるでしょうから、敢えて今更ですがUPしておきました。
一応監督は「かなりの確立でⅤで見られると思う」と申しておりますが、何せその監督本人が変わるのですから、どうなるかは皆無です。
ただし「重要な役」だとのコメントもあります。モーテルの彼の雰囲気から、おそらくジョンのジグソウへの変化に関連してると、推測出来るのではないでしょうか?
不思議なのは時系列で言えば、この放浪者のゲーム自体はセシルゲームの後で、尚且つ、それ程時間が経ってないと判断出来ます。”今”生きているという事は、ゲームの生還者(成功者)と考えるのが妥当ですが、非常に堕落した男のままのようであり、又、ガラスBOXゲームから、かなり長い年月が流れている事になります。少し無理がある設定に感じずにいられません。
当然でした、監督が「血が足らん!!」と急遽この男をゲームにかける事を提案したというのです。ただし「重要な役柄」として後でモーテルシーンに登場させたのか、モーテルのシーンが先で後日ゲームシーン撮影したのかまでは定かではありませんが、多分ですが後者ですねぇ、だから何だか妙な「役」に見えてしまいます。
次監督が脚本や設定を変えずにこの放浪者が出てくるのならば、ジョンがこのBOXゲームで何かを「見る」のだと思います。何かを「知る」「感じる」「悟る」・・・こういったものであろうかな?ってカンジでしょうか?;(自信無いですけど;)抽象的な意見になってしまいました。
「重要な役」だと聞いた時、まさかのジグソウ後継者だと一度は思ったのですが、やはり「情けなさ過ぎ」のあの男には「ジグソウ」は不釣合いだと改め直した次第です。
皆さんはどう考えられるのでしょうね・・・・???





次回はストラムがギデオンの存在に気付き急行します。とうとうリッグが到着します。
内容によっては、このSAW4ストーリー編・最終回になる可能性もあるやも知れませんねwww















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編14





ジルはストラムにジョンの変貌を触りだけでしたが伝えました。
ここからのジルの回想はおそらくストラムには伝わっていません。私達への説明映像として、ジルが辛くなり思い出すといった設定です。







ジルは再びジョンの作業場へとやってきました。手には新聞を持参しています。ジョンの気配が無く、彼女は作業場の変化に疑問を抱きます。机にはセシルの盗撮写真。おかしなイラスト。大きな録音編集アナログ機材も映ります。すると突然姿を現したジョン。

J「ここへは来るな。」
j「ジョン・・・これは一体何なの?何故セシルの写真が?何をしたの?」
J「生を尊重しろと言ったのに・・・」

この時ジルは新聞記事をジョンに見せます。記事内容は全く見えませんが、考えられるのはセシルの消息不明記事、セシルの遺体発見記事、ジルの示し方からおそらくセシル関連だと推測出来ますが、ひょっとするとジョンの会社売渡記事等なのかもしれません。









そしてジョン自身の回想がこの間に挿入されます。これも観客への説明映像でジルには全く伝わっていない回想です。
その回想とはジョン初セシルのジグソウゲーム・・・まずは下準備シーンです。
このゲームの為、ジョンのセシルテープを編集する映像があり、その後にセシルの盗撮写真を見る場面もあるのですが、それが非常に重要な1カットだと感じます。
それはセシルの住所を調べる際、その下には「病院のカルテ」らしき用紙が見えます。いえ完全に「病院のカルテ」以外には見えません。しかもご丁寧に仕切り用フォルダごと手元に持っているではありませんか。まさに「病院用」です。
間違いなく「院内の誰か」に依頼したか、病院で盗んだ事になりますね。当然ジルの診療所かゴードン・リンのいる病院しか当てはまりません。これはジルのジグソウ伏線と捉えるのが一番手っ取り早いと感じています。が、SAW3でもジョン自身のカルテを所持していた事実もありますので一概には言えません。あのジョンのカルテはどうやって手に入れたのか・・・それが明確にされていないので断定が出来ないのです。
又、例えホフマンが刑事でカルテを事件捜査の為だと病院に訴えたとしても、カルテの持ち出しは無理でしょう。コピーしか手中にするのは不可能と考えると、やはりSAW3及び、この原本は上記2通りの手段のみとなります。3でもあれだけの医療器具や薬品を、早急に用意する事が可能な事実を考慮すると、その答えはどうしても辿り着く先が「医者」になってしまいますよね。




準備は整い、後はセシル本人だけとなりました。ジョンは出掛けます。
ここの映像で「豚年新年」と幕が張られております。それは中国の旧正月でお祭りの日に当たり、世界中のチャイナタウンでこのような様子が見られます。毎年期間が違い、おおよそ1月中旬から2月末に行われていますが、まさしく「豚年」という事を強調してるところが重要です。
私の別記事でもこの件に関しては、何度も記述済みですが・・・・端的に申しますとこの「豚年」は日本の「猪年」に相当しますので、1995年若しくは2007年が直近です。今のところジョンは2006年に死亡した設定のようですので、「1995」年と決定付けられます。つまりセシルゲームは「1995年1・2月中」ですので、SAW1作目までジョンは何をしてたんだという疑問は残りますが、現状ではスルーしかありません。そしてジルがストラムに打ち明けた「計画妊娠」は真実であった事がこの場面で判明しますし、ジョン愛用のマスクが何故ブタなのかという後付にもなります。
睡眠薬を含ませた布とブタのお面でセシルを初拉致です。(因みに現実の世界ではこのクロロホルムで気を失いません。原液そのままならば死亡させられる程強力ですが、揮発性が高く即消滅してしまうのです。)拉致の少し前にセシルは小さな像の置物を盗みますね。セシルの窃盗壁の説明もここでされています。




さて、とうとう始まりました。以下このゲーム中の全セリフを抜粋しておきます。

C「お前か。オレをこんな目に!」
J「違う。自分のせいだ。無垢な子の命を奪った。」
C「説明する時間をくれ。頼む!」
J「時間はやれん。時の流れは幻想なのだ。」
C「聞いてくれ。すまなかった。謝る。」
J「気の毒にな。麻薬がお前を破滅させた。」
C「出血してる、頼む。逃がしてくれ!」
J「そうしてもいい。だがお前は学ばん。だからこうしよう。お前に道具をやる。魂を堕落させた悪を葬り、人生をやり直す為に」
C「魂なんかねーよ・・・」
J「来世で持てるとも。物事に連続性は無い。善の道は善へと続かない。盗みを働き、捕まらず楽に生きる者。人を欺き、特権を有する者。ハイウェイで困った人を助けトラックにはねられ命を落とす者。虚しいものだ。運命のカードの切り方で決まる。私を見ろ。話が分かるか?」
C「いいや・・・・ああ分かる。分かるとも。・・・・・お前は異常だ!!うわっ!それは何だ?」
J「道具だ。お前の命を救う道具。【ゲームをしよう。お前の人生は偽りだ。今真実の瞬間が訪れる。お前は麻薬常用者であり盗人。他人の親切を利用し欲望を満たす。今日、お前の心の醜さを表に出そう。生き残りたいなら、お前の顔を心と同じくらいに醜くするのだ。前かがみになり、ナイフを顔に押し付けろ。しっかりとな。そのままでは腕と脚を失ってしまう。顔を押し付けろ。自由になれる】」
C「いかれ野郎。クタバレ!!」
J「最期の一滴まで血を流し続けるか、生か死か。選択はお前次第だ。」

ジグソウゲーム誕生ですね。先述しましたが、ジョンは事前に全く同じ【 】内のセリフをテープに録音してましたが、ここで気が変わったのでしょう。勝手な憶測になりますが、セシルの像を盗む瞬間をチャイナタウンで目撃してしまったジョンは非常に険しい顔付きをしますので、おそらくその行為に対し怒りが倍増し「生(ナマ)」でゲームをしてやろうと感じたのではないでしょうか?だからこそ「お前は学ばん」というセリフも生きてくるような気はします。
ここで一番気になるのは「無垢な子の命を奪った」の部分です。ジョンの個人的な復讐としか思えない表現方法です。ですので、やはりここでのジョンはほぼ私怨であると推測出来ます。おそらく癌告知、自殺未遂後に「真の救済」又は「後継者選出」に変化したのであろうかと・・・。
そして途中にあるジョンの薀蓄ですが、深く理解しないと意味不明の文章になってしまいます。以下、セリフを解読していきたいと思います。


「時の流れは幻想」
人間は時間に縛られているが、縛られるという観念から超越し、今のジョンが生まれた。つまり、もうジョンは、人間は時間を気にする必要は無く、時空を超えて魂は存在すると言いたいのでしょう。
又、生=時(セイ=トキ)という位に人間は時間と共に生きる為、その世界を捨てた、結果ジグソウ誕生の意味があるのだと思います。DMですね。


「物事に連続性は~~~話が分かるか?」
表の意味は文章そのままですが、これにも裏の意味があるようですね。
以前にも説明しましたが、ジョンによる東洋文化の考え方「輪廻転生」がこの部分です。ジョンは人間は死ぬと魂だけが浮遊し、別の個体に移る事を前提とし、今現在最低最悪な人物であるセシルが、次代来世で幸福に生存する可能性があり、それがジョンには赦せないのだという説明になっているかと思われます。なので、ここで今セシルを痛い目に合わせたいという願望の現われだという事です。


「道具だ~~~自由になれる」
学ばないセシルを学ばす為の手段が今回のジグソウゲームです。死を直前(基本は両手両足先が失くなるだけですが、放置されると出血多量で死に至ります)にした人間はどう変われるのか、ジョンは試しています。
ジルがしている「救済方法」とは全く逆の「救済方法」となりますね。ジルにライバル心でもあるかのようです。「お前が救済出来ないのだから俺がして見せてやろう」って感じにも取れなくもないですよね?
ゲームが始まるとジョンの目付きも一層凄みが増して来ます。「どうするのか、どうなるのか」人間に対し非常に興味があるのでしょう。ジョンは元々哲学的な人物ですので、ゲーム最中のこの辺りではその部分が強調されているのだと推測出来ます。要はゲーム以前の私怨だけでは無くなっているという意味を指してるのではないでしょうか?




このゲーム自体の内容はもうお分かりですよね?両手首と両足首が鉄線でどんどん締め付けられて行き、最終的に切り落とされるというものです。
それまでにナイフで顔面を切り刻み、スイッチを押せば助かるのですが、失敗作でした。椅子がゲーム中に崩壊してしまいます。
助かったセシルはジョンに向かってきましたが、敢え無く有刺鉄線トラップにかかり絶命してしまいます。おそらくジョンは先を見越してこのトラップを仕掛けていたと推測します。







突然ですが、申し訳ありません;
やたらと映像本編内容が濃く、長文になってしまい、まだ少しこの後のシーンで書く事がありそうなので、ガラスBOXゲームまで進行しませんでした。
前回お約束した画像は次回にはきっと・・・・お許しを!












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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編13





さぁ、レックス夫妻の廃校での現場検証を終え、ストラムだけが署に戻ってきました。ペレーズは重傷を負い病院へ運ばれてしまいましたので、ストラム一人きりですね。



ここでのシーンは、ストラムの内面を表すのに、非常に深く描かれております。劇場版にはなかったシーンなのです。これでストラムがどれ程までにペレーズの負傷に激怒しているかが明確に表されております。
何故なら、彼は一人です。たった一人で捜査室で大暴れしています。彼が怪しい人物として設定されていたならこのシーンはいらないです。他に誰かがいて暴れていれば、伏線関係やトリック映像として判断出来ますが、彼は一人なのです。だからこのストラムの行為は彼の心の内を偽り無く表現しています。キレちゃってるのです、ジグソウに。自分に。
今までの映像でストラムは本来、ポーカーフェイス風に観客に捉えられているはずですので、その感情を表に出さない男が、これ程激情しているという事実を、私達はここで気付く必要があります。
前回少し記述致しましたが、ペレーズはあの傷でストラムに鍵を手渡しましたよね。
女性が顔面を損傷するなど、おそらく酷いショック状態に陥るはずです。正直事件どころでは、気持ち的には無くなってしまってもおかしくありません。しかし彼女はストラムに全てを託しましたよね。あの鍵を渡されただけで、ストラムには余計に苦しくなってしまうのです、必死な彼女に・・・。(もちろんストラムがラストで使用する鍵の説明としてのワンシーンの意味もあります。)
そして誰も見ていないこの部屋でその悔しさや、情けなさや、辛さ、怒りといった感情を爆発させます。
ですので、このシーン挿入によって私個人的には彼の怪しさは消滅しました。
実はこの後のシーンでもそれを明確にする映像が、フラッシュ画像で入ってきます。




ペレーズの負傷の報告を彼女の身内に電話通達し終えると、ジルの待つ聴取室へ足を運びます。
そして先述した問題のシーンはここです。ここの部屋でストラムはやけに変な行動をします。銃を自分の頭や口に向けたり、誰かを狙う格好をします。(実は私は全く疑問なくこのフラッシュ画像を捉えていたのですが、ネタバレ掲示板の方で「ストラムは何故こんな行動をしているのか?」という質問があったので、気付かない方もおられるのだなと思い「SAWⅣのハテナ」の記事でも取り上げておきました。このネタバレでの質問が投稿されてなかったら私はこのシーンをこれ程詳細には書かず軽く流していたところです。なので再度ここでも解説しておきます。)
このフラッシュですが、実際の映像ではないです。推測ですがほぼ間違いありません。
このストラムの不思議な行動は全て彼の頭の中で起こっている映像なのです。自分自身に銃を向けているのはジグソウを捕らえられずペレーズをあんな目にあわせた不甲斐なさ、怒り・・様々な感情が自分に向けられていると仮定出来ますし、相手(ジルしかいない)に銃を構えているのはジルの真髄を知りたくて脅しているのか、又は負傷したペレーズへの怒りがジルに向いているのか・・・想像はいくつか湧いて来ると思いますが、現実ではない事だけは解読可能です。
その最大の理由は、ジルに向かって銃を構えている時のマジックミラーには誰も映ってません。ストラムたった一人なのです。
これが幻想だと主張しているのがありありと判断出来ますね。
もう1つの大きな理由は、FBIがあのような行動を実際にする訳が無いのです。どう考えてもツジツマの合わない不思議な行動ですからね。実際にしていたら本当に変な映像になってしまってますでしょ?あんな事はしません。
スタッフは彼の感情をより効果的に映像にしたかったが為に付け加えたシーンだと理解すべきだと思います。




ストラムは血の付いたシャツを見せてジルに訴えます。
これでようやくジルも動き始めました。ジョンの変貌をストラムに伝えるのです。
回想に入ります。



ジルがジョンの仕事仲間であるアートを作業場に連れてくる場面です。アートは着くなりテーブルに置かれていた拷問イラストのような1枚の紙を軽く見ます。そしてこの後様子が一変したジョンに語りかけますが、そのセリフを抜粋しました。
「だが俺達はパートナーだ。大事なのは君の設計だ。40世帯が入居する。低所得層の40世帯なんだ。手を引けない。君は彼らの救世主だ」
ジョンの職業の記事をこのストーリー編で書いた際にも触れましたが、この「君の設計」です。これでジョンが設計士だと判明します。
他にどうしても気になる言葉がこのセリフにあるのです。「低所得層の40世帯」これは私も気付かなかったのですが、ネタバレ掲示板で何方かが教えて下さいました。この物件はSAW2のあの館、つまりゴードンとアダムのバスルームゲームの物件ではなかろうかという推測です。事実はまだ分かりかねますが、私はこの推測はアタリではないかと思いました。(目から鱗状態でしたww)つか既に私の中ではそう決めてしまっておりますww理由もいくつかありますし・・・
この推測を知った皆さんはどう捉えられますかね?自分も含め、案外気付き難い視点だと感じます。




この後ジョンは二人を強い口調で遠ざけてしまいます。
再び事情聴取に戻り、以下はその会話の流れです。
j「彼は私を責めた。許さなかった。私とは終わったのよ。その直後癌を宣告された。」FB挿入
s「その後会ったか?」
j「会おうとしたわ。でも彼は変わってしまった。違う人間になった。」
ここでのジルの涙とセリフが真実なのか虚偽なのか・・・微妙なラインです。怪し過ぎる為に何とも私には判断出来ません。本当にどちらにも転ぶジルの設定ですよね。このジルを信じるとジョンは虚言を吐いた事になりますし、疑えばもう何が真実で何が虚偽なのか全ての解読が無意味になってしまいます。ですので出来ればこれが本物であって欲しいと願って止みません。
一見映像ではジルが泣き、訴えている設定にはなっておりますので、その方向で真実だと仮定し、「ジルはジョンを愛していたが、ジョン自らジルを捨てた」事が現段階での事実となります。




今回はこの辺で失礼致します。
次回はセシルゲーム、そして例のガラスBOXゲームの画像をUPしようかなと思っております。












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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編12





ギデオン食肉工場ではエリックが半泣き状態で「ゲームはイヤだ~」と、私達に悲観さを訴えます。



直ぐに場面転換で、廃校のレックス夫妻現場検証に入ります。
ここのペレーズの発言でモーガンの命が助かった事が確認出来るのですが、そのセリフが「彼女はリッグに救われたと・・」というもので、これはおそらく、3つの殺人ゲームをリッグがジグソウの共犯者に見せ掛けたい事を、警察サイドに強調する為の一言であろうかと思いますので、特に問題はないはずです。監督側スタッフは、ここのシーンにそのように見せる伏線を大量に撮影したらしく、ストーリー上必要がなかったので、全てカットしたとのコメントもありますので、その内の名残の1コマだと思われます。なので、ただ単にモーガンの生存を私達に知らせる手段だと推測は出来ますが、何故か気になる言葉のような感じはしますよね;
この直後ペレーズに捜査報告結果の電話が入りこうストラムに言います。「犠牲になった3人に共通点が、弁護士が同じアートブランク」今までの映像だけでは私達にも見落とす可能性もあってか、しっかりここで説明をしてくれるのですが、この会話の途中で突如ボウガンの矢がペレーズに向けて飛んで来ます。いきなりの展開に少し意味が掴めなくなってしまうのです。これ自体は特に深い意味はありません。偶然に科学専門捜査員が指紋を採取する際にボウガンが暴発した、という映像ですが、実際は暴発するようにジグソウが設定していたと分析するのが当然の流れになります。1本のボウガンがセットされていたからこそ発射するのですから。そしてこれは誰を狙った訳ではありません。たまたまボウガンの先にいた現場写真家に当たり即死してしまいました。ですので”FBI二人への警告その3”に相当するシーンかどうかは確定出来ません。”その1”はもちろんケリーからの手紙、”その2”はアートの新住所にあったファイルの2つのメッセージです。厄介なのはこのシーン挿入により急展開にコマが進む為、次の大切なシーンを把握し難くなってしまうのです。
それは「ボウガンが暴発した。飛んできた矢からストラムがペレーズを守った。写真家即死。」この三段階高速シーンの直後、ストラムとペレーズの会話も下記の簡単なセリフがあるのですが・・・

s「隠れ家は?」
p「住所は架空」
s「住所が分かれば、そこにリッグもいるはずだ」
p「アートの物件の共同所有者はジルよ。」
s「何処だ?」
p「この建物よ」

この会話を確実に処理出来なければ意味が通じなくなってしまうのですよね;このように文字としてセリフを羅列すると一目瞭然で容易なのですが、映像はとにかく速いです。ですのでここを見落としてしまいがちで、二人が急に静かな場所で銃を構え、ビリー人形トラップ部屋に辿り着いた理由に混乱してしまいます。




以上の流れでストラムとペレーズは廃校のとある一室に導かれます。扉の赤字で「FBI」の文字を強調されており、そこへ入りました。大量のロウソクと真ん中にビリー人形が不気味に座っています。辺りの安全を確認した後、無言のままストラムは部下ペレーズに指示し、彼女は恐る恐るビリー人形の首に掛かっているカセットを再生しましたが、最後のセリフがやけに小さく聞こえません。
少しズルいジグソウのトラップですが、ジグソウとしては今までに2度の警告を事前にしてきました。とにかく執念を捨てて立ち去らないと、FBI二人の危険は回避出来ない事を知らされていたにも関わらずジグソウに近づいて行き、この”その3”最後の警告でとうとうペレーズまでも死の臭いが漂ってきてしまいました。彼女はカセットテープの小声に気をとられ、ビリー人形の爆発に顔面直撃です。この時、ストラムの様子がやけに怪しく映っているような気がします。が、おそらくこれもスコット・パターソンの現実上問題の為のものであろうかと推測、若しくは深い意味の無い「怪しさ」だけを追求した映像と受け止めれます。何故ならこの後、ストラムはペレーズの負傷にキレてしまうシーンが挿入されるからです。又これについては、そのシーンにて解読したいと思います。
ペレーズは重傷を負いましたが、即救急医療班によって搬送されました。命に別状は無い気はしますが、オフィシャルサイトでは彼女の生死は「不明」とされていますので、実際どうなったのか判断出来ない状態です。尚、この搬送シーンも劇場版ではカットされておりました。
ここのカットシーンでペレーズはストラムに重要な行動をします。あのケリーから送られて来た鍵をストラムに手渡すのです。血だらけの手で、です。結構個人的には良いシーンだと思いました。あんなになってまで彼女はジグソウ追跡をストラムに託すからです。
FBIド根性がここで伺われますよね。おそらくストラムもこのペレーズに触発されて、後のシーンで激情してしまうのだと推測します。







clock 残り時間タイマー  19:46

場所は変わり、ギデオンです。
エリック君は、お次は演技を始めたようですね;今度は死んだふりです。近寄ったアートを一撃しますが、アートはエリックに「オレを恐れるな」と宥めた後にあるメモを読みます。

clock この時点19:35

そしてこう言います。「いい知らせだ。もしあいつが成功すれば俺達も帰れる。おい、オレを見ろ。見るんだ。お前が落ちれば、彼は感電死だ。もう1つ大事な事。これをやる。生か死か、選択はお前次第だ。」銃と弾を渡しました。おそらくある一定の時間が来た時、アートはジグソウよりこのメモを読めと指示されていたのでしょう。ルール通りにしないと首がチョン切れますからね。まだこの時点ではアートの釜装置は明らかにされていませんが、アートはとにかく無事に全て終わりたかっただけだと、ここでようやく私達はそう予測する方向へ転換して行けます。アートの疑惑はほぼ晴れてくるのです。前回のラストで記述しました通り、アートはエリックに「銃と弾」=「救済の器具」を手渡した事も、エリックは自分自身でしか救えない意味を、観客に勘付いて欲しかったのだと思います。
このシーンで全てを繋げなくてはいけない大切な映像でした。





次回も非常に重要なシーンが目白押しです。
ストラムによるジル事情聴取の様子とジルの回想に入ります。













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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編11






閉鎖された苦い思い出のある小学校にリッグは到着しました。
奥に見えるイエローテープで囲われている扉の場所は、つい4日前に現場検証が行われたトロイゲームの爆破された教室です。リッグは赤い矢印通りに廊下を進んでいくと「?」マークの扉に到達しました。教室に入ると色々なメッセージが目に入ってきます。
黒板にはでかでかと「私が救うように救え」、小さな黒板には「お前の命は彼女の手に」こちらはレックスに対してのものですが、ある意味リッグにもDMで掛けています。それは「彼女」=「モーガン」が最後のテストになるからです。ここでリッグが学ばなければリッグの命は保障されません。モーガンでリッグの運命が決定してしまうのです。

clock この瞬間の残り時間32:52





教室の中央に二人の男女が吊るされています。男はレックス、女はモーガン、二人は夫婦。ご存知リッグがその昔救済しようとした虐待されていた少女の両親です。リッグがそうっと二人に近づくと、もう既にレックスは死んでいました。すると突然目覚めたモーガンが「やったわ!勝ったの!」と騒ぎ立てリッグがギョッとします、思わず「何をした?」と彼女に尋ねるとモーガンのゲームの回想シーンが挿入されます。



彼女の手に巻き付けられたカセットレコーダーを再生すると、DV夫の酷さが流され、モーガンはそれに耐えていた事が明らかになります。このボウガンの矢を抜くと夫が死ぬと理解した上で、彼女は躊躇無く自ら抜き取って行き、レックスは命を落とし彼女は気絶してしまうという内容のものでした。



一部始終を聞いたリッグは足元に置かれていた別のカセットレコーダーを発見し再生します。
それには教訓を学べたのかとジグソウからのメッセージと共に「次の目的地を探す手掛かりは「地図」の裏側にある」と最後にヒントを残し終わります。これに対しリッグは自宅で最初に手に入れたチェーン付の鍵に気付き、それがモーガンの吊るしている鎖から解放してやれる事を発見しましたが、苦しそうな彼女の最後の1本のボウガン矢を抜き取ってやると、先にヒントの答えを探し始めました。
大きな地図の裏側にトレイシーの写真を見付け、その写真裏に「GO HOME」とあります。コレもDMです。
「GO」の「G」のみが黒字の一風変わった字体になってる事に気付き、それが何処か解り「来るなら来い」という思いとは逆に、ジグソウは本気で「家に大人しく帰れ」という気持ちを込めています。警告なのです。しかしそれを判断するのはリッグ自身だと言いたいのでしょう。
しかしリッグはその場所を思い出してしまいます。(この発見の糸口の詳細はsoonSAWⅣのハテナendに記述しております。)思い出したからにはリッグの習性で助けに行くのは当然なのです。そして時間の無いリッグはギデオンへ向けて出発しようとしますが、モーガンの「生きたいの」の訴えに対し、「自分自身を救え」と先程の鍵を渡すのです。彼女を置き去りにし、教室を後にしたリッグは非常ベルを鳴らします。コレで直ぐにモーガンが発見されるであろうから、心配ないといったところでしょうか。





実は劇場版にはリッグがモーガンのボウガン矢を抜き取るシーンはありませんでした。監督も何故、後で挿入したのか自分でも納得していないようです。私も納得出来ませんでした。リッグは「自分自身を救え」と彼女を救済しませんでした。これは彼が学習したと仮定する事が可能なのです。アイヴァンのゲームでもそうでした。リッグは流石にアイヴァンを助けたいとは思えず「救済の器具」=「スイッチ」を渡しましたよね?
モーテルで1歩学んだ上に、ここ廃校でも「救済の器具」=「鍵」を手渡す事で、より学習したにも関わらず、矢を抜いてしまうのはツジツマが合わないのです。結局学んだのか、学んでいないのか判別不可能な状態に陥ってしまっています。
突然ですが、ハリウッド映画はクライマックスシーンを2つ無いし3つと制作するのが通常なのです。脚本でもそのパターンに応じ、いくつか構想がされています。映像に撮ってみて初めてどれにするのか決定するのです。このSAW4も例外ではありません。
ですのでリッグやストラムの結末が実際はいくつかあったようですね。その内の1つにリッグはこれら3つのテストで学び、ラストで扉を開けないというのもあったというのです。しかし監督はこのラストを選びました。そこで、話を元に戻しますが、その関係で劇場版ではややこしいのでカットしたのかもしれないですね。考え方によっては、2つのゲームで学んだように見せて結局ラストでギデオンの扉を開けてしまうのですから、学んでなかったという結果になりますので、その予兆としてモーガンへの行動があったと。モノは取りようですかね;しかしそう考えたとするならば、本来なら鍵を渡さず開錠してあげれば一番手っ取り早いのですよ、リッグが何も学ばなかったと観客に簡単明瞭に説明する事が出来るのですから・・・ですので、やはり微妙にこのシーンは取って付けたようでヘンな気がします;





さて、この夫婦のボウガントラップですが、レックスには動脈に貫通しており、モーガンには動脈から逸らして筋肉や脂肪に突き刺さっているというのが人体解剖図の映像説明によってなされています。こんな事出来るのだろうか?と私は医者ではありませんので何とも言えませんが、一人だけに棒を刺すのなら可能な気がします。要は動脈を狙うなり、外すなりすれば簡単な感じはします。しかし二人をサンドイッチ状態にするのはどうなのでしょうかね?結構難しいのではないでしょうか?まぁコレは映画ですので深く追求するのはヤボです。
映画のこのSAWの世界では現実に出来たという事で話を続けていきますが、ただしコレをやってのけれるのは医者ではないと無理だという根拠は、正直何処にもありません。素人にも動脈位調べれば解りますので。素人に100%出来ないとは言い切れないと思います。何が言いたいかっていうとゴードン医師の存在です。存在否定になってはしまってますが致し方ありません。医者ならジルもいますし・・・勝手な妄想にはなりますが、おそらくこのシーンは”今のところ”(知っておられる方は意味を理解して頂いてるはずです)は、ホフマンが勉強して刺したのだと推測してます。
”今のところ”深い意味はないと思われます。






ところで、リッグのこれらの3つのテストは「ジグソウになってやってみろ」というものです。

1)私の見方で見ろ
2)私の感じるように感じろ
3)私が救うように救え

全てがジグソウの教訓でした。ここで改めてリッグゲームの解説及び解読をしてみたいと思います。
まず始めにリッグの一連のゲームはジグソウ後継者テストのようにも当然見えますが、一番重要なポイントが隠されています。それはこのゲーム自体のDMです。
隠されたもう1つのゲームの意味は「救済は自分自身しか出来ない」つまり「エリックを助ける方法」です。
実は1つ1つのゲームの中での共通するキーワードが存在しています。「救済の器具」です。
ブレンダを助けた事によって、彼女は自らの運命を変える「器具」(ナイフ)をジグソウから受け取りました。アイヴァンも、モーガンも・・・全て「救済の器具」がキーワードなのです。そしてリッグ宅玄関に置かれていた最初のメーッセージカードの文句を皆さん覚えてらっしゃいますか?「命を救う者、奪う者」です。このブレンダゲームの回に、私の解読で記述したように、全てが「自分自身」なのです。ジグソウは一番最初にちゃんと教えてくれていた訳です。しかもゲーム毎に毎回毎回丁寧に付け加えてくれていました。「救済の器具を」と。そして二言目には「学んだか?」です。
実際は「ジグソウになる為」に「学んだ」のではなく、「救済方法」を「学んだ」かという事だったのです。
リッグのしている事は現在も過去も「救済」にはなっておらず、これからもこのままでは助ける事が出来ない事を暗示しております。(もちろんジグソウの目から見た考え方ですが)そうです、リッグがこのままジグソウの考えを学ばずにいると、エリックの命を奪ってしまうという事に繋がります。
後の展開になりますが、エリックも又「救済の器具」を渡されますよね。「銃」です。エリックは自分自身で命を守らなければならないという意味を指し、結局リッグにはエリックは救えないと教えています。何度にも及んで救済は自身でしかないとジグソウが警告している事を、私達はその場だけのゲームについて考えてしまいがちですが、全てエリックに繋がっていたという裏の意味を理解せねばならなかったのです。こんなにストーリー展開が早くては考える余裕もないのでは?・・・・・;





では今回はこの辺で。
次回はリッグの押した非常ベルの通報で、廃小学校の現場検証にストラム達が到着します。















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編10





アレキサンダーモーテル261号室でアイヴァンの遺体が発見されました。
ストラムと市警達の現場検証が始まっています。
では、ここでのストラムとペレーズの全会話を紹介致します。

s「アイヴァン・ランズネス。レイプで3度無罪放免に。逃れようとして目をえぐった。」
p「どうやって装置を部屋へ?」
s「バラして運んだんだ」
ラマ「部屋の借り手は弁護士アート・ブランク。2週間前行方不明」
s「住所を調べろ。リッグの壁の写真のうち2人が死亡。警察の同僚達も死亡。」
p「アイヴァンの死は彼自身の選択。ジグソウの手口よ。」
s「だが、これはリッグのテストだった、これらの写真を見て一体何を感じる?」
p「怒りよ」
s「その通り、ジグソウはリッグに私の見方で見て、私が感じるように感じろと・・リッグは友人を救う気だがジグソウに選ばれたのだ。」
ラマ「アートは方々に家を持ち、最新の住所はこの近くです。」

ここはほぼ私達観客への丁寧な説明シーン用に作られていると思われます。お陰であらゆる事実がよく分かります。アイヴァンがアートの弁護を有していた事。アイヴァンの大きな拷問器具はバラして運んだらしき事。アートという人物の詳細と、このリッグのゲームが行われた日の2週間前にアートが消えた時系列。
そして気になるセリフはストラムの「リッグは友人を救う気だがジグソウに選ばれたのだ」です。この「選ばれた」とは一体何を意図しているのか、伏線を加えてるように感じるのは私だけでしょうか?何故ストラムはここでこのようなセリフを?まるでジグソウ側が後継者を育てているような表現の仕方です。本来なら「リッグは友人を救う為に選ばれた」となるはずです。日本語の翻訳がおかしいのかもしれませんので、英語表記で分析してみます。

Exactly.The pimp,the rapist.
Jigsaw wanted Rigg to see what he sees.
He wants him to feel what he feels.
This wasn't about Rigg saving his friends.
He's being recruited.

最後の2行がそのセリフに相当しますが、「これは彼の友人を救うリッグに関するものではなかった。彼は募集された。」というのが直訳です。お分かりのように、原文でも確実にジグソウ後継者テストだと確信出来ます。ただ私の考える意味の伏線とは少しズレておりますが、リッグも後継者候補だったと判明します。しかし、これでは結局ジョンは後継者選出しかしてないように思えてきませんか?





そうしてラマーニャの発言によってアートの住所が判明し、そちらへ急行します。
しかし、その住所というのも普通の家屋ではありませんでした。明らかにジグソウがこのゲームの為に用意した地下廃墟だと映像で確認出来ます。
そして重要なのは、このアートがジョンのゲームの共犯者であるように見せ掛けている点です。現時点では私達はまさにその男=アートが怪しいと勘ぐってしまいます。
さて近くの住所へ到着した場所には2つのファイルが並んでいます。「扉を開ければ、私が。」と「近づきすぎは危険」です。前者はストラムに、後者はペレーズにです。ようやくここへ来て「2人の警官が危ない」とケリーからのメッセージの本当の意味を悟ったストラムは「我々がジグソウの標的だ」とペレーズに教え、私達にも気付かせてくれます。要は今回のジョンの大きな目的の1つには、ストラムが関係していた事を明確にしています。後のシーンで出てきますが、ストラムはケリーからの鍵をペレーズから手渡され、ギデオンのジョンの遺体のある小部屋を開錠します。おそらくストラムのこの役目が後のゲームに、非常に大切だったと分析出来ます。






さて、ギデオン工場の彼らはどうなっているのでしょうか?エリックが自ら足を投げ出し首を吊ってしまいましたね;ホフマンに呼ばれたアートがエリックを助けようと必死な様子が伺えます。と、ここで初めて氷トラップの詳細な説明が入り、アートの顔バレシーンです。(アート達のゲームの仕掛けについてはsoonSAWⅣのハテナendに記述されています。)
「お前が落ちれば、ヤツは感電死だ。氷が解けても感電死。」私達は「何だゴードンじゃなかった」と残念に思うや否や「冒頭ゲームの内の一人か?」とびっくりさせられてしまいます。これによってホフマンの胡散臭さも飛んで行ってしまう人もいたでしょう。考える隙もなく画面はアートの回想にチェンジ。







警察署内のある一室にホフマンとリッグ、アートの3人が会話をします。以下そのセリフです。
h「私が処分します。」
A「依頼人は鼻の骨折と、ほほ骨の損傷。有給の休職処分では不十分だ。」
h「内務調査も行います。」
A「この分署内で?何が分かる。」
h「真実だ。」
A「真実を教えてやろう。目撃者もいる。」
h「男の妻か?彼に有利な証言をするしかない。あの男は嘘つきだ。彼が先に手を出した。」
A「誰の言い分だ?」
h「私だ。全て見た。」
A「証言出来るか?」
h「宣誓供述書に署名し、起訴は見送りに・・」
A「あんた達は流石だ。大したもんだ。仲間内でもみ消しか。いつかツケを払う日が来る、覚悟してろ!!」
リッグが少女虐待の父親・レックスを殴った事への示談ですね。ここでも注目したいのがホフマンのDMです。
「私だ。全て見た。」完全なるジグソウへの伏線でした。「俺が今回のジグソウだ!!」と発言したようなものです。SAW3のホフマンの行動で既に彼がジグソウサイドだと推測されてた方々は、もうこの辺では確実にホフマンが犯人だと気付いておられるでしょう。いえ、もう作品の冒頭で悟った方もいらっしゃるかと思います。しかし今回のSAW4の大ドンデンはゲームの犯人ではありません。監督も「ホフマンだと気付くファンはいるだろうが、その程度の結末を知られても全く問題ない」と自信満々でしたwww作中会話のこの3人のやり取りの内容は、リッグはホフマン筆頭の警察組織に守られ、例の事件を隠滅させた事でアートがキレて罵った事実をクローズアップしています。及びアートはレックスの弁護人だという事実。これでSAW4登場人物の全員がアートに絡んでいる事が判明します。
又、リッグは巡回警官からSWATに何故転身したかの説明も付け加えられています。とにかくリッグは人を救いたいのです。彼の中にはそれしか無い事が強調されています。今回のメインゲームも、だからこそリッグは走り回ってしまうという事です。
しかしこのシーンを1度見ただけでは観客は結構混乱してしまいます。「この弁護士は誰だ?あれ?ギデオンにいる監視役?初めの二人霊廟ゲームの奴?」特に劇場では物凄く集中して観てないと、誰が誰か判別も大変なのです。ホフマンとストラムの顔なんて混乱させる為のキャスティングは、言うまでもありません;私も初見ではこの二人がどっちがどっちなのか、又、どっちの回想なのか判別するのに半ばイヤになった程です;






で、回想シーンは終了し、再びギデオンに場面転換です。
先程の続きでアートは仕掛けについて「わかったのか!?」と必死でエリックを説得する様子が伺えます。いかにもジグソウ役としてゲームを進めているように私達は捉えてしまいがちですが、それは単なる勘違いの映像トリックでした。当然です。アート自身もこのゲームの被験者なのですから命がかかっています。その事実はまだまだ先になります。



次回はリッグが閉鎖された小学校へと向かい、3つ目のゲームを行うシーンから解説・解読を始めたいと思います。















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編9





再び警察署内取調べ室です。
卓上には捜査資料のレポート、リッグ宅壁に貼られたジルの盗撮写真、診療所のカタログが置かれています。
ストラムの何故ジョンと別れたかという質問にジルは「ギデオンが・・・中国の十二支を知ってる?」と説明に入ります。
要はジョンはジルとの子供を計画的に妊娠させ生まれる事を考えたというのです。何故突然十二支の話題なのか、それは中国で日本と同じ十二支があり、豚年生まれの子供はあちらでは特別な存在にされているからです。金豚年というのを皆さんも耳にした事があると思います。それは60年に一度だそうです。私も詳しくは知らないのですが、とにかく豚年生まれの子は元気で幸せ(金持ち)になれるという言い伝えが中国ではあります。そもそも豚自体の生命力が強い事(その他様々な説があるようですが)このような考え方になったのだと思うのですが、ジョンは中国の文化を好んでいると以前説明しましたが、ここでもその兆候が見られます。もちろん後付です。しかもブタマスクの為にスタッフかトビンがこのような案を出したと推測出来ます。ジョン役のトビンはSAWの自分のこの役を深く追求しているらしく、ぶ厚いSAW手帳を持ち歩いています。その手帳にはジョンの事が色々書かれてあるらしいです。監督はトビンのあらゆる案を作品に取り込んでいますので、その可能性は高いと思われます。ジェイムズ・ウォンから影響を受けたのでしょうかね?
そんな訳で何故ジョンがブタマスクを使用していたのか、理由もこれで解明されたのです。ジョンにとって豚は特別な意味があったのですから。因みに豚年は日本でいう猪年に相当します。息子ギデオンはその年に生まれるよう逆算して妊娠したという事でした。この説明も作中では少し足りませんでしたね。


又、この事実によってジョンがどれ程に子供に執着していたかも説明されています。豚年は子孫繁栄の意味もあります。
ジョンは我が子を特別望んでおり、生への願望が強い事も伺えます。そもそもこのギデオンという名前自体が凄いです。まるでSAWのアダムを思わせるようなネーミングだからです。「ギデオン」とはクリスチャンの奉仕組織団体名なのです。
どこまでもSAWは聖書に追随してます。中国文化にするか、キリスト教を重んじるか、どちらかに系統した方が私は作品としては良い気がしてます。何が言いたいのかまとまりが無さ過ぎるからです。(ギデオンについてはこちらsoonSAWⅣのハテナendにもあります。)
とにもかくにも、ジョンにとって、ジルの流産は全ての希望を失ったといっても過言ではない位の事故でした。作中でもあれ程ジルに「命を大切に」と言い聞かせてたにも関わらず、結果はこれです。ジョンの心も折れました。
おそらくジョンは自分の子を危ない目にあわせる仕事=麻薬患者相手の職務を妊娠中に続行するジルに反対だったのだと予測します。






では、問題の流産回想シーンに場面転換しますので進めていきます。
診療所の診察も終わり戸締りの際、SAW製作スタッフの一人とSAW1作目のポールが本日最後の患者でジルと共に一緒に出て来ました。
ジョンは診療所の外でジルの業務終了まで車内で待っています。これもジルと子供を気遣っての行動です。何かあっては困る為に迎えに来たのです。この日に限らずきっとジョンは毎日こうやって待っていたのだと思われます。腕時計を見て少しジルが遅い事を気にします。そこへ突然、車の窓越しにSAW2のアディソンが誘って来ます。ジョンは一撃し彼女は去ります。
ジルは鍵を閉め、出て行こうとすると突如セシルが扉の外に出現します。忘れ物をしたから取りに戻ったと言います。そこの待合室にジャケットがあるから取ってくれとジルに頼み、ジルは言う通りにし渡そうと扉を開けた瞬間、セシルはナイフで彼女を脅し、診療所の中に無断で入っていきます。彼は窃盗をしますので、おそらく何かを盗みたかったのでしょう。透明ビニールに入った”何か”を片手に持ちセシルが扉を開けたその瞬間、ジルのお腹は扉に強打し流血してしまいます。セシルは故意にした訳ではなく事故でしたが、逃げ出してしまいました。外で待っていたジョンが慌ててるセシルの姿に気付き、診療所へ飛んで来たのですが、目にしたものはジルの無残な光景です。
ジョンは必死でジルを抱え、病院へ駆け込みました。そこで取り合ってくれた最初のナースがSAW3でリンを叱咤したデボラです。このデボラの登場でこの病院はゴードンやリンのいるANGAL OF MERCY HOSPITALであり、診療所から近い距離にある病院だという事が判明します。
この時、ジョンはデボラに言います。「妻は妊娠している。7ヶ月だ」皆さんこの7ヶ月や先述した豚年等の時間説明をよく頭に叩き込んでおいて下さい。私が個人的に気になる時系列の矛盾がどんどん出てきます。私のこの解説・解読ストーリー編を通読して頂ければ皆さんにも疑問が絶対に浮上するはずです。是非とも御自分なりの解読をして貰えたら、さぞかし楽しめると思いますので。SAW5に向けて様々な見解をしていきましょう!



そして緊急処置が施されましたが、担当医がジョンに知らせにきます。流産してしまったのです。
ジルは暫く病院で寝かせて貰いジョンが傍で見守っています。二人の短い会話があります。
ジル「彼らを救おうと」
ジョン「君には救えない。彼ら自身で救うしかない。」
そう言ってジョンは立ち上がり、自分の腕時計をゴミ箱に強く叩きつけてしまいました。この時点でジョンのかなりの怒りを表現しています。つい今までジルを気遣い手を握っていたにも関わらず、この会話の後に突然キレてしまう訳です。この会話が非常に重要ポイントだという事です。
ジル自身にキレたのか、セシルのような人間全てにキレたのか、どちらかという意味ですね。ジョンが右手にしていた腕時計を外し、手に握り締めて見つめている事から、ジルが眠っている間、ジョンは時計の刻む針を見ながらあらゆる考えを巡らせていたに違いありません。そこにこのジルのセリフで何かを決断したように見えて取れます。もちろんその決断とは結果的にセシルのゲームへと繋がります。まだジョンとジルの心の関係が明確にされていませんので、このセリフの真の意味は解明まで出来ませんが、前者の推測ジルに直接キレたなら、以前記述したようにジルを恨んでいます。又、セシル等愚かな人間にキレたのなら、ジルはジグソウサイドになっていても不思議ではありません(又、別カテで;)しかしどちらにしても結局矛盾点は残ります。
何度も書いてきましたが、時系列と同じくジョンの癌告知前だとか自殺未遂前だとかの関係です。セシルをゲームにかける事自体の矛盾ですね。(詳しくはsoonジョンの真の目的とは?1・2endにもあります。)
又、時計を捨てた事はジョンは時間を非常に重んじていた設定から、その必要がなくなった、つまり”ある変化”を表しています。これはジョンの置時計を崩壊するシーンで詳しく述べたいと思います。






こうして一連のジルによる回想でジョンの過去が徐々に露になってきました。この事実を聞いたストラムは、
「よし、まとめてみよう。男と女が愛し合い、子供が出来たが女は流産してしまい、男は連続殺人犯になった。ジル・・・信じられん。」
と放ちます。そこへ再びフィスクがストラムを呼びに来ました。アイヴァンのゲーム現場が発見されたようです。
こちらの発見理由は作中では全く語られていませんので、おそらくリッグ宅にあった盗撮写真を警察が調査し、彼の身元を知りモーテルに駆け付けたのだと推測出来ます。他に考えられる線は、モーテルに宿泊していた誰かが大きな叫び声が聞こえたなどと通報した、又は、確率は低いですがモーテルにいたあの放浪者がジグソウサイドで通報したという事も有り得るかもしれません。




そしてストラムは「彼女を帰すな!!」と興奮気味に指示し、現場へと足を運びます。

次回はモーテル現場検証です。
















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編8





アレキサンダーモーテルの261号室に駆け込んだリッグ。
ベッドの上に置かれた物体を見て、開けるのを躊躇いました。当たり前です。その物体とは丁度頭が入る位のBOXで、髪の毛らしきモノがはみ出しているのですから。上にはトレイシーのスナップ写真が置かれています。「君を必要としていた」と裏に記入されています。
これを見て、ご存知の方は誰もが「セブン」を思い出した事でしょう。ご存知無い方は是非ブラピ主演のサスペンス映画「セブン」をご覧になって頂きたいです。非常に良く出来た作品です。このSAWでのオマージュに使用されているこのBOXのシーンは「セブン」のネタバレになってしまいますので控えますが、まさに「セブン」です、としか言いようがありません。
本作品映画SAWを鑑賞されるような方でしたら70%位の人は、もう既にその作品を鑑賞済みだとは思いますが、SAWと同じく大ドンデンと絶望的なラストで締めくくってます。正直SAW2作目以降と比較すると断然「デキ」が良いです。個人的な感想ですけど;




ところで気になったのは何故トレイシーの写真だけがスナップ写真なのかという事です。他の写真は全て盗撮写真で統一しているのに、(アイヴァン系写真は別)不思議ですよね。しかしトレイシーは被験者ではないからと仮定すれば問題もありませんが、後考えられるのは、トレイシーがジグソウサイドの伏線、もしくはトレイシーのプライベート写真を手に入れる事の出来るジグソウは、リッグ夫妻の知人であるという伏線かも知れません。
リッグは思い切ってBOXを開けます。中にはブタマスク。アイヴァンの証明写真。マイクロカセットが設置されています。
テープのジグソウはこう言います。本人しか自分を救えないのだと、ホテルには監視カメラが設置されている為に気を付けろと。リッグは一度ブタマスクを着用しましたが、考え直したようですね、ホールでアイヴァンと放浪者が言い合ってる隙にアヴァンの愛犬チャンスを自分の下へ呼び込みます。261号室の扉の前にブタマスクを置きチャンスを追いかけて来たアイヴァンがそれを調べようと手にした瞬間、リッグが部屋から銃をつき付け脅し中へ誘導しました。ブタマスクは思わぬ使用法で活用されましたね、本来はマスクを被って無理矢理拉致って来いという事でしたから。因みにこのチャンスの活躍シーンは劇場版ではカットされありませんでした。ですから、ここは理解し難いシーンでした。何故アイヴァンが部屋に突然いるのか分からなかったのです。やはりDVDではかなり分かりやすく仕上げてきています。もしもこのブログを呼んでくださった方で、過去に劇場へ足を運ぶ機会がなかった方は、次回SAW5は是非とも・・・もっとパラレルな雰囲気を味わえると思いますよ^^






場面転換でジルの事情聴取風景に変わります。
ストラムは強気ななジルにどんどん詰め寄っていきます。「何故現場にあなたの写真が?4面の壁が家となる、意味は?命を大切に、は?」この言葉にジルの回想場面が挿入されます。
まず最初に「命を大切に」のシーン。ジョンがジルに強調します。断じて忘れるなという事です。因みに二人の後ろにSAW3のトロイがいます。
この言葉はケリーゲームの現場の壁に書かれていました。リッグがもたれかけた後ろの壁です。それを見てホフマンがリッグに示したシーンですね。その際に説明しました通り、ジグソウのDMです。
続いて回想があります。診療所の待合室の1シーンです。セシルがイライラして騒ぎ出したので、SAW2のガスが殴ります。そこへお腹の大きなジルが止めに入ろうと走ってきますが、ジョンも待合室へ偶然来てその場面を目にしセシルに一喝します。ジョンのお陰で事は終了します。ジョンの凄みとでもいいましょうか、カリスマ性を表しています。
そして再度、事情聴取に切り替わりますが、又再び回想が入ります。ストラムの「作業場はあったのか?」のセリフで説明映像が回想として挿入されるのです。
そこはジョンがかつて我が息子ギデオンの為に贈る品物の製作場になっています。ジョンは元々は玩具メーカーの技術士です。その後建築家として転身し、都市の再開発を推進する会社を設立しました。玩具メーカーの技術士というのはオフィシャルサイトの人物設定に記述されていて、会社を持ってた事はこの解説カテで以前説明致しました。建築家というのはアートがこの作業場へ来訪した際にセリフでその事実を教えてくれます。この近辺の再開発をしていたジョンはあらゆる物件に詳しいのは言うまでもありません。仕事柄、土地を把握せねばならず、過去の調査で全て知り尽くしていた訳ですね、しかもリサーチはお手のもので慣れています。なのでケリーやマイケルその他被験者現場等の民間人に発見されそうでされない地下や、常時誰かが訪れる廃墟までも把握していたと説明付ける事が出来ます。何もかもスタッフの後付ですが;
そしてこの作業場はそれらの全てが集約されているのです。ジョンの3つの仕事と共にジョンの精神の総合説明場所とでもいいましょうか、まず愛情を込めて作ったベビーベッド、SAW1作目から登場の手作りパペット人形ビリー君、300年前の置き時計・・・・ビリー君もまだ可愛らしい(?)表情ですね。それが恐ろしい死を語る人形と化し、家具製作は殺人マシン製作へと・・・ジョンは建物の設計も出来ますので、あらゆるゲームの装置も精密に作れた事もここで納得です。
生まれ来る子供の為に探し出した希望で満ち溢れたこの場所は、後に残酷で絶望しか残らない作業場へと変貌してしまいます。
何とも皮肉な現実です。ここがジグソウ全ての始まりであります。






さて、アイヴァンを部屋の中に入れた後、彼に先程BOXに入っていた写真を見せます。その写真は番号を書いたプレートを持っており、彼のセリフで更に何を表す写真か直ぐに察しがつきますよね。容疑者用の証明写真なのです。これを渡されたアイヴァンは「もう昔の事だ」と一言言います。これも一般人には手の入らない代物ですので、後のレイプ写真同様ジグソウに警察協力者がいる伏線になっています。
モーテルの部屋には別の部屋への扉が1つ。そこには「FEEL WHAT I FEEL」=「私の感じるように感じろ」の文字。
テープの指示通りにリッグはアイヴァンを自ら動くように指図していきます。扉を開けると真っ赤なライトで照らされた異様な雰囲気の部屋が露になります。不快なレイプ証拠写真、大きなベッドには怪し気な道具と枷、モニターの中でエリックが映し出されています。
彼は異常レイプ犯罪者です。(3度無罪放免になった男。アートによって弁護されました。)これを知ったリッグは流石に許容範囲を大きく超えたのでしょう。半ギレ状態ですね。人助けが大好きなリッグでさえ有無を言わさずジグソウの感じるように感じてしまいました。


ワゴンの上に置かれた「リッグへ」と指名されたテープを再生します。何故か再生終了と共に先程のモニター画像がアイヴァンの醜いレイプビデオに切り替わります。この仕掛けはよく分かりませんね;
リッグはとっととアイヴァンに彼自身の全てを委ねるように銃で脅し、次にキャビネットの上の装置のスイッチを取り、別のテープレコーダーを持ち上げると引き出しが自動的に開くカラクリになっており、こちらのテープはアイヴァンへのものです。そしてアイヴァンは「救済の為の道具」を手にします。四肢に鉄製の枷を嵌め、ベッドに横たわりアイヴァン用のジグソウテープは語り始めます、目か身体か?と。
カラクリで自動的に開いた引き出し内には小さなBOXがあり、メッセージカードとその下に透明の袋に入った”何か”が見えます。それを持ってこの部屋から出て行きました。(この”何か”ですが、何か分かりませんww作中でも登場してきてないようですね;気になります。)
アイヴァンは右目を犠牲に出来ましたが、タイムアウト、「GAME OVER」でした。ここも劇場版よりグロい描写に編集されています。劇場版はあれ程過激に手足が引き千切れる様を見せませんでした、一瞬の千切れるシーンと壁に飛び散る血で表現していただけです。



リッグはその間、元の部屋でアイヴァンの断末魔を聞きながら冷静になろうと努めますね。自分用のメッセージをここでで読みます。
そのカードには「師となり、命を救え、始まりの場所へ戻れ」とありました。これはどういう意味か・・・・
リッグはその昔巡回警官でした。その意味を観客に教えるべくリッグの回想が入ってきます。場所は小学校です。
リッグと少女が喋った後にホフマンが扉を開け出てきます。その少女は両親から虐待を受けているのはリッグから見て明らかでした。彼女を助けたかったのです。しかし心を開く事無く、何も喋ってはくれません。その父親が取り調べを終えリッグの肩をポンと叩いたのです。子供を虐待したその汚い手で触られた男を殴ってしまうリッグ。赦せなかったのです。しかし、警官ともあろう者が庶民に暴力をふるうなど言語道断ですよね。ホフマンに必死に止められましたが、その父親レックスはリッグに言います。「人生最大の過ちを犯したな!お前の全てを奪ってやる!」
・・・・正義感の強いリッグはこの過ちをずっと心に留めていたのでしょう。少女を救えなかった事と一緒に。
そしてこの事件後、かろうじて警察内部に残れましたが、SWATに転身したのです。
リッグにとっての始まりの場所とは、その小学校しかなかった訳ですね。モーテルでこれを思い出したリッグは何とも辛い表情を見せます。これからその指定された場所に行かなければなりません。





次回は再びジルの事情聴取シーンと、ジョンとジルの過去回想を主体に書いていきます。















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編7




ようやくFBI達ストラムがジルの取り調べにかかります。
ジョンの元妻・ジルはこう言います。
「これ以上何の用?100時間もの私への尋問。山ほどの資料を見てもジョンが理解出来ない?」
確かに全く無関係で幾度にも亘り警察に呼び出されては、流石にこうも言いたくなる気持ちも理解出来ますが、生ジル初登場にしては、私的にはかなり気の悪い女だと思ってしまいました;後の出場シーンに関しても常に強気で相手を見下した目線(ジョンに対しても)ですので個人的に嫌いです。何様だ?と言いたくなってしまいます。私に限らず皆さんも余り良い気はしなかった事ないでしょうか?(もしかすると何らかの伏線隠しの為に、監督が敢えてこのようなジルの嫌悪感を観客に煽っている可能性もありますね。)
ジルが好きな方には失礼な文章になってしまい、申し訳ありません。まぁ好き嫌いの感想は置いておいて、今の所ストーリー展開での事実として、このジルがそもそもジョンを理解してあげていればジョンはジグソウなどにならずに済んだ訳です。
ジョンは元々異質な人間なようでしたが、ジルが一人で先に立ち直ってジョンを孤独にしてしまった事が要因とされています。もちろん流産が最大の原因ですが、異様なまでのジョンの生への執着心を理解していれば、ジルは妊娠7ヶ月になるまで麻薬厚生施設に勤める必要はなかったのです。産休を取れば良いだけの事なのです。この件についてはジルの流産時シーンで分析したいと思いますので後ほど。





最初新米のペレーズがジルに言葉をかけますが、ジルの先程のイヤミで一撃されてしまいます。再度ペレーズはジルに話しかけますが、ジルの人を小馬鹿にする態度を見てストラムが察し、新米の彼女ではムリだと判断しペレーズを部屋から出します。彼女もそれを即理解し黙って大人しく取調べ室から出て行きました。






場面転換でギデオン工場に例の二人がいます。
何とそこへ新たな人物が入ってくるのです。顔は見えません。ただ何気に足を引きずっているような感じが・・・。その人物の名はアート。
この時点では顔も名前も不明な謎の人物として登場しています。ん~スタッフはゴードン医師をひたすら意識しておりますね~;何度このような思わせぶりな描写があった事でしょう。今回こそは!!と私もケイリーの裏事情を知っていながら期待してしまいましたよ;
(裏事情については知りたい方のみ、このLYNXのソウワールド内を捜索してみて下さい。そこまでして知りたくない方は知る必要はないと思ってます。いぢわるでリンク貼らない訳じゃないですよ;基本的に知る必要はないからです。又、熱烈なゴードンファンの方には注意書きを考慮の上通読して下さい。)
しかし、SAWファンによるゴードン再登場については賛否両論のようです。SAW1作目からの大ファンだからこそ、彼をイジって欲しくない方もいますし、SAW1作目の大ファンだからこそ、彼を登場させて欲しいと願う方もいらっしゃいます。
私は・・・・どちらの気持ちもありますwwなので双方の感覚がよく理解出来ます。
私事はどうでもいいですね;では続きから。





正体不明の男アートは、エリックらの部屋に入ると扉を閉めます。はい、これ重要ですね。
今回のSAW4では常に誰かのドア開閉を重視しているのです。ここも4の大きな特徴といえるでしょう。しかもこの行為自体までもがDMです。
何故かと言えばストーリー編4でトレイシーのそれを解説しました通り、ジグソウの「お決まり」だからです。
これによって、ジグソウは誰なのか、ジグソウの手に落ちる人物は誰なのかを、登場人物の多くに比喩的に使用してます。
又、もう1つの隠された意味は、「OPEN THE DOOR. YOU WILL FIND ME」に引っ掛けているのです。
このメッセージの意図するモノが何なのかを、観客に徐々に脳裏へ焼き付けていきます。ある意味サブリミナル効果チックとでも言った方が分かりやすいでしょうかね。
皆さん覚えてらっしゃいますか?SAWⅢでジェフが一番最初に目にしたジグソウからのメッセージが「OPEN THE DOOR」なのです。






さて、扉を閉めたアート。即レバーを下ろします。この瞬間に「ある仕掛け」が起動します。ここで誤解の無いように解説致します。
エリックとホフマンのいるこの部屋の装置を作動させるのはアートです。それまではエリックは吊るされているだけなのです。そうです、アートが来て初めて氷の仕掛けがONになります。その説明がここの映像でされています。いかにもアートが仕掛けたと言わんばかりのシーンに作為的に映されています。しかし、実はアートは全く知りません。起動させておきながら起動した事を本人は知らないのです。何も知らなかった事が後に判明されますので、おそらくアートはジグソウの指示で「中に入り扉をしっかり閉め横のレバーを下ろせ、一度入ったらゲーム終了まで決して出るな、扉を開けるな。」とあったのだろうと推測出来ます。


扉を閉めたアートはフードコートを着用しており、大きなバッグを持ち込み、銃を机に置き、直ぐさまモニターチェックをします。
この動作後の残り時間タイマー
clock 52:49






場所は変わって、リッグが自宅で手に入れた鍵に記入されたモーテルのヒントで、アレキサンダーモーテルへ到着したようですね。
ホールに入るとカウンター内にアイヴァン、左の隅に男が一人座り込んでいます。この男の名は無く「放浪者」とされています。何とも情けない役ですが、結構重要な人物なのです。ダーレン監督はこの放浪者をジョンのガラスBOXゲーム被験者に選びました。過去に大量の流血を伴いゲームを遂行し、おそらくゲームの勝者となったからこそ生存し、今も尚、この場所にいるのだと推測出来ます。
しかし、この人物の登場シーンはSAW4にはここしかありません。そのゲームシーンを監督はカットしたのです。今後SAW5やSAW6でそのゲームシーンを使用するかどうかは不明ですが、ダーレン自身は「重要な役なので撮影したカット部分は、次回に挿入されるはず」と言っています。とは言うものの、SAW5及び6はディビッドが監督ですから、彼と脚本家の考えが根本となります。
この放浪者・・・一体ジョンにどう重要なのでしょう。取り合えず作品の後半でガラスBOXのみが登場しますので、又その際に画像も紹介致します。





モーテルのホールでリッグは放浪者に罵声を浴びせられますが、そんなモノは無視です。
急いで鍵に記された部屋番号(261号室)へ向かいます。


次回はアイヴァンの一連のゲームから解説・解読に入ります。













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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編6



今回のSAW4は色彩に結構拘っているようですね。いえ、ずっと拘っていたのですが、色調が段々美しくなってきてます。SAW独特の色あせた感じを残しつつ、SAW4ではカラーがふんだんに使われていますよね。3でその兆候は少し見られましたが、今回はガラっと異色だなぁと思いました。皆さんはそう感じはしなかったでしょうか?
このシーンもその1つだと思います。
ここはエリックとホフマンが囚われているギデオン食肉工場。グリーンのライトと光の差込みに加え、真っ赤なスポットライトが点灯しました。何とも幻想的な重厚な雰囲気です。





さて、このストーリー解説・解読で前回敢えてふれなかった部分なのですが、リッグのゲームが開始され、モニターが映った際にエリックが生きていたのを、皆さん超びっくりなさったかと存じます。確かにこのソウシリーズは「死体が無ければ疑え」と教訓?のようなフレーズが、SAWファンの方なら誰もが頭にこびり付いていると思います。確かにエリックは前作でアマンダに殺害されたかの如く映像は語っていました。
実はそのエリック殺害シーンも撮影済みだったそうです。それ以上の詳細は分かりませんが、何故かSAW3でカットした模様なのです。脚本上は確実にエリックは3で死んだ設定でして、今回SAW4での契約も全くありませんでした。ところが、撮影前のスタッフ会議で急遽エリックを使ったらどうだ、という案がこぼれ、ダメ元でエリック役ドニーの事務所に問い合わせたところ、期間は限定されるが出演はOKだと出たのです。
出演交渉が成立したのが何と撮影の2日前だったという事でした。そりゃ大変だと脚本・設定も考察し直し、即撮影に入ったらしいです。それにしては完璧なまでのエリックの設定・・・監督はエリックなら、シリーズ出演してる為に観客の情に訴えかけられる唯一の人物選出だと大はしゃぎだったそうです。そしてエリックは当初全く予定ではなかったSAW4の撮影にクランクインします。当然役作りもしておりませんでした。
で、ぶくぶく太った状態での撮影開始という訳;
私は半年も監禁されてたエリックの豊満さに結構違和感がありましたので、この裏事情を知りスッキリしました。仕方ないとはいえ、映像的には太った監禁者だなんて、ウソっぽさが満開でハリウッド映画にしちゃ残念だなと・・・でも私エリック好きですし、まぁいっか;又彼にお目にかかれただけでも良しとしましょう。
あのジグソウモニターでエリックが映った瞬間に「うぉおおおお」と唸りそうになった自分がいた事が何よりの慰めですかね;かなり嬉しかったです。死体が無いとはいえ、SAW3で既に殺害シーンを撮影した事実は知ってましたので、100%死んだと確信してましたから。
色々ありますね、SAWは;




ギデオンにてエリックは目を覚まし、囚われたホフマンに気付きます。二人は顔を合わせます。何故か意味深な関係のようでしたね。普通なら半年間も人に会えずに閉じ込められていれば嬉しいはず、ていうか感激しますよね?しかも警察仲間ですからね。しかし二人は異様な雰囲気でした。
そしてエリックの回想シーンに入ります。
まずはアマンダとの乱闘後。アマンダは一度彼を残しその場を去ろうとしますが、エリックの気の悪いセリフ「お前はジグソウなんかじゃない」に過激反応し、最終的にキレてしまいます。アマンダは少なくともこのセリフがなければエリックをあのまま放置していたのです。
アマンダが精神的に変化した瞬間がこの1シーンでした。彼女のアダム殺害は確実に「情」からですので。アダムが可哀想であのまま苦しい思いをさせているのが耐えれなかった為です。今回エリックとのこのいざこざで、アマンダの心の底に沈めていた「怒りの感情」が混み上がっていき「殺人マシーン」と化したのです。彼女はヘロイン中毒になる以前から精神的に病んでいたのが、ジョンによって一時的に解消され、再びこの瞬間に元に戻ってしまいました。そしてアマンダはエリックを殺したと勘違いしたまま、後はSAW3の展開通りです。
エリックの回想はまだ続きます。
次は謎の人物によって虫の息のエリックが引きずられていきましたね。この人物は紛れも無くホフマンです。
続いて映像は半年間苦痛な監禁生活を送るエリックの姿が映し出されます。かなり惨い描写でした。まさに監督が観客にエリックへの感情移入をさす為にもふさわしい回想シーンだったのです。画面はようやく私達にエリックの強烈な半年の説明を終え、ギデオン工場に切り替わります。





回想シーンからギデオン工場の映像に戻るや、即座にリッグ宅SWAT突入シーンに場面転換。
血だらけの死体・ブレンダが倒れたままです。FBIと市警による捜査が進められていきます。
天井からぶら下がる盗撮写真、壁にも沢山。そしてその壁の赤い文字「SEE WHAT I SEE」=「私の見るように見よ」それらをストラムが鋭い目線で解読していきます。
まずペレーズはエリックとホフマンの写真を先に見付けて「ストラム、見て、刑事が二名・・・」と述べ、ストラムはラマーニャにホフマンの居所を即座に尋ねますが、ラマーニャは「まだ連絡が・・・どうだ?」フィスクは「呼んでます」と携帯でホフマン呼び出し中。以下FBI2人の作中セリフを抜粋しておきます。

p「マシューズ刑事は?」
s「生きてる」
p「半年も?・・・ジグソウの手口と違う」
s「アマンダは生きてた」
p「計画的だと?」
s「何故この6人だ?」
p「ホフマンを恨むはず無い」
s「それは君の見方だ。彼の見方は?」→壁メッセージの「SEE WHAT I SEE」を見る
p「彼は友人を救う気ね」
s「彼らの名前と住所は?」
ラマ「調べます」
p「彼が共犯だと思わせる罠かも」
s「彼の周囲で人が次々と死ぬ。これらの写真の説明を聞きたい、見ろ」
p「”4面の壁が家となる”・・・」=「four walls build a home」
s「壁に何が見える?」
p「被験者達?」
s「6人とは別の写真が。」→ラマーニャの不適な笑みのUP
s「この女に会う」「話を聞こう」

まず、ここでブラックライトを使うとメッセージが壁に浮かんできましたが、これもSAW1作目のオマージュで「Xマーク」に引っ掛けてますね。
このメッセージは「4面の壁が家となる」というものでしたが、別カテで説明済みですが、結構意味が分かりづらいようですので、より詳細に再度記述しておきます。これはDMになっています。

(1)殺人現場においてのヒント→写真→ジル
4面の壁、即ち部屋の四方の壁にそれぞれ貼られた写真がヒントだと示す言葉通りのものです。
ストラムはこのメッセージを読み即座に1つの答えを導き出しました。4面各々の壁にはホフマン・エリック・ブレンダ・アイヴァン・レックス・モーガンの6人の写真がバラバラに貼られていますが、ジルの写真だけが1枚づつで、壁の数だけの計4枚しかなかった事に気付いたという訳なのです。まさにジグソウはジルを巻き込む予定でこのヒントを壁に記しました。しかしこれで1つの答えが出た為に、もう1つの隠された重要なヒントを死角に落とします。

(2)捜査資料でのヒント→新聞→ゲーム場所
ジョンが以前に都市開発グループを設立していた際、その仕事内容が記載された新聞記事の見出しに「renewal group:four walls build a home」とあります。おそらくこの見出しは当時「ここを拠点に」という意味でのものであろうかと推測出来ます。又はそのままの意味で「四方の壁で家が出来る」かもしれません。なにせ記事の中身が読めませんので、見出しの意味が何を根拠に書いてあるのかは不明です。が、とにかくこのメッセージと同じ文句が新聞にあったという事なのです。
その上ご丁寧に、この新聞記事にはジョンがにこやかにデカデカと映った写真が載っているのです。バックの風景は「ギデオン食肉工場」です。茶色い建物とその建物の青い看板文字が「GIDEON」とあります。誰も最後まで気付きませんでした。そうです、先に(1)の答えが出た為にもうこの言葉を深くは考えなくなってしまい、あれだけ捜査で目にしてきたこの見出しは隠蔽されてしまいますね。実はこれこそが最大のヒントだったのだと後に発覚します。


以上の2つのDMで構成されたこのメッセージは、正直観客には少し理解し難かったと思います。シーン展開が速い為に私達の考える隙を与えません。今回のこのSAW4は私達に時間を与えない事と登場人物を多くする事でより難解にしているのが特徴なのですが、こういう大事な謎解きの部分はもう少し丁寧に取り上げた方が良かったと思います。「難解」→「意味不明」になってしまってる点が多いので、作品としては微妙だと感じずにいれません。やはりSAW1作目のシンプルさ故の凄さは二度とお目にかかれない気がしますね。





さてさて、本題の「4面の壁が家となる」ですが、ジルを巻き込む予定と先述しましたが、これはジルがジグソウサイドとしての計画なのか、ただジョンが利用しただけなのか・・・それは現段階では全く不明です。ジルはかなり怪しいですが、彼女がジグソウサイドだと全然驚けませんよね。「あぁ、やっぱりな」って感じですから。医者という肩書き、ジョンの元妻、ジョンと同じ救済精神、態度、性格、セリフ・・・何もかも怪しいです。
私はコレ程までに怪しい人物が果たして犯人に相当するのか、かなり疑問です。今は何とも言えませんがね;
仮に計画的なジョンの企みのみであるならば、ジョンはジルを憎んでいるという判断は出来ます。これは別カテで又妄想する事にしましょうか;




ところで、ところで、個人的に結構気になっているのが、ラマーニャ(ラマンナと発音するのかも知れませんが、悪しからず)という人物です。
特に何をした訳でも何でもないのですが、この人はSWATの副隊長でリッグのいない隊員を統率し、ちょこちょこ顔を出します。
上のセリフでもお分かりになると思いますが、彼、ストラムの出した判断にニヤリと笑うのです。超ドアップで映ります。何故???と思う位にフューチャーされているので他に引っ掛かる要因は0ですが、ここだけ気になっています。皆さんはヘンに感じませんでしたかね?大した事ない発見ですが、一応こんなのもあったという事実だけでもと・・・。




こうしてストラムはジルの診療所へ彼女を連行する為向かいました。

今回はこの辺で終了します。次回はジル事情聴取から始めたいと思います。
















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編5




ここはリッグの自宅です。

流石に今夜のリッグは眠りが浅いようです。ケリーの死と妻トレイシーとの喧嘩別れ・・・色々ありましたからね。するとドアの開ける音が聞こえ部屋の照明も一瞬ですが灯りました。寝室の隙間から人の通る姿を見たリッグはトレイシーが帰って来てくれたと思ったのですが、何だか人の気配が突然消えたようで、ゆっくり部屋を歩き始めました。改装途中の雑然とした自宅はひっそりとしていて、やけに不気味です。窓を閉め忘れた、風のせいかと勘違いします。トレイシーを想う余り「寝ぼけてしまった・・」とでも思ったのでしょうか?その瞬間ビニールシートの奥から突如何者かに襲われてしまいました。






即座に場面転換です。
薄暗い中でホフマンが何やら手紙みたいなのを書いて封筒に入れます。そこに黒い小さな物体も一緒に同封し机の引き出しに突っ込みました。傍に置いてたクマのぬいぐるみを持ち、片手で携帯電話をかける。ホフマンのすぐ後ろにはブタマスクが!!
まず、簡単に説明すると、これはホフマンが作業の後、後ろにブタマスクヤローがいて、まるで拉致されたかのように見せかけた1シーンです。
皆さんご承知の通り実際はもちろん違います。ダーレン監督によるトリック映像なだけです。(この手紙はアマンダ宛だと監督は言っているのですが、いささか矛盾があります。その事はここで記述しますとややこしくなりますので、改めて別カテで分析していきたいと思います。)混乱させられましたね。ホフマンは、やはりジグソウに狙われていたと解釈してしまいますから。
そしてこの短いシーンにもう1つの映像説明として隠されているのが、クマのぬいぐるみです。(以後長いので「くまさん」とします。)






さて、先程襲撃されたリッグ、バスタブの中で目覚めます。これはSAW自身のオマージュです。いわゆるアダムと同じ状態で・・・
このSAW4の脚本家が、そもそもSAWの大ファンらしく、このSAW4にはSAW1作目をふんだんに取り入れているのです。何だか凄くややこしい文章になってしまいましたが;ソウいう事です。
リッグがバスルームの赤いインクで書かれた「?」の扉を開けると、セットされてたピンが抜けビデオのスイッチが入ります。ビリー人形が映った後、服を着、銃を用意します。警察に電話もしようとしますが、電話は無く「電話は無い」のメッセージ。
流石警官です、SWATです。ジグソウに狙われた事を瞬間的に把握し、迅速な対応をしていきます。その間ビデオのビリーはひたすら喋り続けていますね。要は90分以内に自分の執念を捨てる事を学べれば仲間と自分の命が助かるという内容です。(詳しくはこちらへsoonSAWジグソウテープセリフ1 SAW4endリッグへのジグソウテープの全セリフを閲覧出来ます。)
そしてリッグは、リビングにブタマスクが座っている事を知り、銃を構え近付きます。行く手行く手に盗撮写真がリッグを遮り、壁にはメセッージ「SEE WHAT I SEE」。マスクをリッグが仕方なく取り去るとタイマーが作動し、「警官なの?警官なの?」開口一番その金髪女性は尋ねます。彼女の名はブレンダ、少女売春の斡旋をしています。
そして、面白いのは「止める数字が彫ってある!」です。実は直ぐ後にリッグが見付けた彼女宛のテープには、そんな事は一言も言っていないのです。ブレンダは何故そんな事を知っているのか非常に不思議なセリフですが、これは完全なスタッフミスだと思いますので、スルー以外ありません;
もしも仮に、辻褄を無理にこじつけるなら、ブレンダを拉致しここで目覚めた瞬間に、ジグソウサイドが口頭でヒントを与えたという事にするしかないですね。
で、リッグは先にキッチンへ走りナイフ等を取りに行きましたが、引き出しには、「時間のムダ」とカードが。
銃で撃って一度はマシンはストップしたものの、結局数字を見付けブレンダを助けました。ジグソウに「助けてはいけない」と教えられたにも関わらず、リッグの習性で救ってしまったのです。救った為に、次はブレンダ自身のゲームが始まってしまいます。彼女が真っ先に聞いた「警官?」というセリフがここで生きてきますね。ブレンダのゲームは警官から逃げ切る事ですから。だから彼女はジグソウに指定された場所のナイフを手に取り、リッグに襲いかかります。しかし無理でしょうww相手はSWAT隊長ですからね;100%ブレンダに勝ち目などありませんでした。
ジグソウはそこまで計算づくです。しかもリッグを陥れるような状況のゲームばかり。
ブレンダを殺してしまったリッグは、ブレンダのテープを再生し、ナイフに彫られた「G」の文字を暫く見ていたのですが、時間が迫っている為に急いで次の場所へ出発しました。
自宅玄関のBOXには、チェーン付の鍵、「アレキサンダーモーテル・261号室」の鍵、メッセージ「命を救う者・奪う者」とあります。
これはDMですね。「生かすも殺すも紙一重であるから、何もするな」の意味と「生かす者も殺す者も表裏一体・本人自身だ」=「リッグ」又はその他の被験者を指すのだと思います。







説明が前後してしまったのですが、ブレンダゲームの最中に警察署内での映像が少し挿入されています。実は劇場版では先程のゲームの後にあったのですが、編集されていました。おそらくジグソウサイドがリッグを犯人としてハメる事を企ててると強調したかった為だと思います。
ところで、そのシーンは違う意味で、非常に非常に重要なものでした。
まずシーン説明をしますと、ケリー現場で発見されたあの薬莢の指紋検出結果の1場面です。書類捜査中のフィスクのデスクへ、科学専門捜査員がその結果レポートを持って来るというもので、その指紋がリッグだったと判明します。
で、重要な部分というのはその用紙に書かれた日付になります。soonSAW時系列年表endに記述した内容ですが、その指紋検出日が「2006年4月28日8時53分29秒」・・・やはり時系列が無茶苦茶ですよね;
この時系列は大問題ですが、考えてもムダですので今回もスルーです。
それにしてもこの編集自体が作意的だと、感じずに私はおれませんでした。非常に奥が深いものだと受け取ってしまいました。
先述したリッグへの摸倣犯扱いの意味とは全く別の意味が隠されているはずです。
何故なら、「DVDだから」(手元のソフト)です。劇場ではこの用紙の日付は絶対に読み取れません。監督・スタッフ達はSAWマニアがビデオで一時停止して、日付を知る事を考慮しているという目線から推測しました。そうです、わざわざリッグの慌しいゲームの真っ只中にコレを挿入したという事は、まさしく今同時進行の出来事だと言いたいのでしょう。確実にこの日、この時間リッグがブレンダの装置の数字を探してる最中だと説明したいとしか言いようがありません。
おそらくコレを思いついたのが劇場公開後だったのだと思いました。いわゆる「後付」です。だからDVDで編集してきた・・と仮定しました。
しかし、それでも問題があります。08:53:29の時刻です。8の前は0です。通常24時間表示ですから0という事は午前8時になるはずです。という事はほぼ朝の9時頃にリッグのゲームは始まりました。ギデオン到着は約午前10時半頃・・・ギデオン周辺が真っ暗なのは矛盾してますよね。08というのが夜なら問題ないのですが、果たして午後8時を08と記述するのでしょうか???
これはあくまで私の憶測ですので深読みの可能性もあります。なので頭の隅っこに追いやってて下さい;





では、内容を本線に戻します。
そして再度ブレンダとの格闘中に、フィスクがストラム達に指紋検出結果を報告に行き、そこへ別の警官がやって来て、
「フィスク、銃声の通報が。パークプレイス23」「リッグの住所だ!」と挿入されていました。
そしてストラム、ペレーズはSWATと警官達を連れリッグの自宅へ急行します。






では、次回はエリック達がギデオンで目覚めるシーンです。
監禁されてたエリックの、あのやけに太った姿の説明もしたいと思います。














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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編4





ここは警察署内のジグソウキラー捜査室です。
部屋のいたる所にジグソウに関する資料が山積みで、ケリーまで失ったリッグがどうにかエリックを救いたい一心で、以前に録画したジルの取調べの状況を確認しています。しかしショックだったリッグは殆ど頭はカラッポですね。エリックを助けたいが何をどうすればいいのか全く分からないのです。
では、この録画シーンにちょっと耳を傾けてみましょう。
ホフマン「ジョンの事を始めから話して欲しい」
ジル  「順序だてて説明など出来ないわ」
ホフマン「では、終わりから聞こう。・・・」
ここです。コレはかなり大きな伏線でした。
このソウ4の時系列トリックであったヒントがこんなセリフに隠されているんですね~。「終わりから・・・」そうです。この作品も終わりから始まりました。こんな伏線アリですか?と言いたくなりますね;
画面をただ見ていたリッグの背後から突然ホフマンが入室してきました。ビデオを一時停止されて気が悪いです。しかしホフマンはリッグの気持ちとその妻トレイシーを気遣い、家に帰れ(又GO HOMEですね。DMです。)と促します。観客はここでホフマンがいいヤツだと誤解してしまいますね。
又「エリックは半年行方不明、ケリーは4日で殺害。あまり希望は持てない」のセリフでソウシリーズの時系列も明らかにしてくれます。
それから、ホフマンの「遺体は証言できん」というDMゼリフ、結構引っ掛かっています。リッグがラストでジグソウ協力者がホフマンだと知っても死んでしまえば誰にも暴かれないという意味の他に、まだ何か裏に意図がありそうです。臭いですね。
そしてホフマンは最後にもう一度言います「GO HOME」と・・・。捜査の役に立てそうもないリッグは渋々席を立ち出て行こうとすると、FBI2人組に出くわします。ペレーズは先ほどのケリー現場でも彼とすれ違っており、捜査関係者ではない人物だと分かっていながらこう言いますね。
「彼の所属は?」SWATでありながらこの場所にいたのを不思議に思ったのでしょう。





場所は変わり、リッグは自宅に戻りました。
すると妻トレイシーが何やら身支度を整えています。キャビネットに1通の手紙が置かれているのをリッグは気付き妻に尋ねます。するとトレイシーの答えは「4回電話した。」母を手伝いに行くとの事です。
この4という数字、SAWにはよく出てきますね。SAW3ではジョンがアマンダに「4つの命を破滅させた」、又ジェフには「4分で救急車を呼べる」等、「4」が多いのです。(SAW4でも後に又出てきますが、アートのジョンへの励ましに「40世帯の・・・」というセリフもあります。)
日本人的にはこの「4」という数字は「死」という不吉なイメージのもので定着していますが、米国では全く問題ありません。ですからこの「4」と聞いて皆さんの想像する「4」ではないのです。ただし、このSAW4作品は基本が常に中国文化を強調しています。それは元祖SAWの生みの親ジェイムズ・ウォンが中国系マレーシア人として生まれ中国文化に詳しく、ジョン役であるトビン自身もかなりこの東洋文化に興味があるようでSAW作品に取り入れているからです。
そこから推測するとこの「4」という数字は「中国」での「4」に相当すると考えるのがベターだと思ってます。そうなると厄介なのは中国で数字の「4」は、2種類すなわち「吉数」と「凶数」に真っ二つに分かれてしまうのです;これは島国日本と違い広範囲な土地である為、考え方が異なってきたものと思われますが、地域地域で違う為どちらかという確定は出来ません。しかし、都会等では主に日本と同じ意味を表します。このSAW自体ダークな作品ですので「不吉」を暗示させてると分析する以外はないような気がしますね。





さて、この時トレイシーは最後にこう一言捨て台詞を吐きます。「皆を救うことなんて出来ないのよ。」DMです。
ジグソウの心を妻がそのままリッグに伝えています。ここで又色々な想像も飛び交うでしょう。トレイシーが実は裏でジグソウだ!とか・・・まだ答えは明らかではありませんが、これはトレイシーがジグソウとしての伏線とみなすべきか、単なるDMとだけ解釈すべきか悩むところです。しかし、私個人的にはこのセリフだけでは、今のところジグソウ伏線ではなく、単発DMと判断しました。何故ならSAWでゴードンの不倫相手カーラも怪しいったらありゃしない。丁度ゼップが妻子監禁の為にクローゼットに隠れている最中、突然ゴードンを呼び出しその直後拉致ですから。
おそらくこのトレイシーの帰省も偶発的もしくは裏でホフマンがトレイシーを上手く動かしていたと思われます。(これについては又別カテで記述したいと思いますので詳細はその際に。)よってトレイシーは怪しい位に怪しいですが、ジグソウそのものではないと推測します。
とにもかくにも、トレイシーはホフマンの署での助言通り、リッグにはほとほと呆れてたようですね。我慢の限界という訳です。リッグの余りにも警察仲間への執念に燃える姿に耐えられなかったのでしょう。彼女は気分を変えようと一生懸命部屋の改装をしていたようですが、ジグソウ逮捕にしか頭が回らないリッグにとうとうキレてしまいました。そしてリッグを一人残しドアを閉めます。バタン。
この扉を閉めるという行為も伏線としてみなす事が出来ますね。ジグソウのキマリ文句「GAME OVER」の後には必ず扉を閉めるからです。トレイシーがそれをした・・・再びトレイシーのジグソウ疑惑が浮上してきますが、先程述べましたように、トレイシーがジグソウなのではなく、リッグがこれからゲームにかけられ敗北する可能性を暗示した伏線、と私はみなしています。





場面は変わり、署内でストラム達がジグソウについて書類捜査中です。ペレーズが新聞記事を見ながら(観客に)こう言ってくれます。
「ジョンは都市再開発という会社を持ってた。」この一言でジョン・クレイマーの事実を教えて貰えます。プラス、ここも伏線です。この新聞記事こそ、最後の最後にストラムとリッグが閃いたギデオン工場が映った写真が記載されているからです。この記事を全員が見ていて、誰もラストまで気付かないというのもキツイ話ですが、そこはスルーしかありませんね;
又、ジョンは会社を経営していた・・・この経緯でお金には困らないという事実も一緒になって付いてきます。だからジョンは何年も仕事もせず、ジグソウゲームだけに資金を投じてこれたのです。納得です。(SAW4ではストーリー展開と共に、どんどんジョンのジグソウ以前の仕事が明らかにされていきます。)
ペレーズはこの後ストラムに助言します。「ケリーの最期のメッセージをホフマンに言うべきよ」するとストラムは「警官二人が危険に・・・誰なのかまだ不明だ」だからまだ待てと指示します。
ストラムはもしかすると警察内部を疑ってた可能性は十分にあります。
そして一番高確率なここでのセリフの意図は、別カテで記述しましたストラム役のスコットの現実です。ストラムは本来の脚本ではもっと重要な役柄でしたので、映画撮影の順序関係で尻切れになっていると思われます。なのでこれ以上は追求出来ません。
(詳しくはSAW解説・解読カテのsoonSAW作品と裏事情endを参考にして下さい。)





すると、捜査中の彼らの部屋へひょっこりホフマンが顔を出しにやって来ました。そこへフィスクが又報告に現れます。
「また医者が行方不明になったようです」これも伏線になっています。
これは今回SAW4の最大のドンデン返しである、3と同時進行であるという伏線です。私達はこのセリフの意味を勝手に3を過去の事件として捉えている為にゴードン、リンの次の医者って誰?と思ってしまいましたね。
これはリンそのものを指していたのです。素晴らしい伏線です。見事です。
そしてホフマンが部屋から去ろうとする際、小脇に抱えているクマのぬいぐるみに気が付いた愛想の良いペレーズは「男の子?」と。ホフマンは「女の子だ」~「訳有りでね」・・・普通ぬいぐるみは「女の子」だろう?ペレーズの素っ頓狂さにも呆れましたが、このホフマンの「訳有り」の方が引っ掛かりますのでwwそうです。ここもDMです。ジグソウ協力者である、すなわちコーヴェットを拉致った(又は、拉致る予定)という事実があっての「訳がある」です。
まさにSAW3との同時進行な為、このぬいぐるみはコーヴェットへのものだと確定出来ます。
又、時間軸の説明の為に持たせているとの分析も出来ます。
セリフDMだけではなく、映像でのDMも兼ね備えておるのですね。





さぁ、お次はとうとうメインゲーム、リッグの第一テストに突入です。
リッグ襲撃シーンから又解説・解読をしていきたいと思います。















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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編3




非常に美しいカットで始まりますね。ここは霊廟。先祖を祭っている場所です。
大男はトレヴァー、後で目覚める男がアートと言います。
このシーンは、先程のジョンの司法解剖から時が遡っています。




何故霊廟か?この場所を選出した意図ははっきり分かりませんが、ゲーム遂行者が明らかに「ジョンではない」という判断は出来ます。ジョンは常に暗く閉ざされた、主に建物の地下を好んでゲームを行っていたのに対し、この美しく神聖な場所は「ジョンとは違う誰か」の伏線とみなす事が出来るでしょう。
さて、先に気が付いたのはトレヴァーです。何と瞼がガッチリ縫われ視界を閉ざされているではありませんか!?ここが何処で自分がどうなっているのかサッパリな訳です。自分の首に掛けられた鎖を引っ張ってみると、その先にアートがいてようやく目を覚まします。ところがアートはと言うと、口がしっかりチャック状態;いやぁ、私はここでゾクッとしましね。このシュチュエーション最高です。一人は「ギャーギャー」もう一方は「ウゴウゴ」;これでは意思疎通は不可能です。アートは説明したいが出来ない為に、暴れるトレヴァーに立ち向かうしかなく、そんなこんなで目の見えるアートはトレヴァーの鉄の首輪の後ろに取り付けられた鍵を見付け、どうすれば逃げれるのか頭の回転の速いアートはこの状況下で理解するのです。そして鎖を片方(トレヴァー)が手前に引っ張った為タイマーのピンが抜け、二人の真ん中に置かれた装置が作動し始めます。
この装置の仕掛けはと言うと、お互いの首輪が1本の鎖で繋がっており、時間と共にその鎖は巻き取られていき、巻き切った時は首の骨が折れてしまうというもので、2人それぞれの首の後部に取り付けられた鍵を、相手の南京錠に差込み首輪から鎖を解除出来る為、時間内にそれが出来れば、共に助かる可能性があるのですね。しかし目の見えない一方が全く理解出来ない故、一方が説明してやればいいのですが、残る一方は口が開かず力ずくで押さえる以外に方法はありません。こうなれば目の見える方が完全に有利な状態に置かれるのは容易に推測出来ます。そうです。ジグソウはアートに勝たせたかったのです。
だからこそ、ジグソウゲームで初めてテープでのルール説明が一切なく、二人の関係も成り行きも名前さえも不明なままの展開となっています。これは後にアートが関係してくる為にそのシーンまで謎を引っ張り、観客を誤魔化すのにも最適な手段といえますね。
アートにはどうしても次のゲームに必要な為に成功して貰わねばならない、彼の失敗が今後のメインゲームの予定を変えてしまうからです。ここでアートに死なれると元も子もありません。
では、そんなリスクを冒してまで何故メインゲームで初参戦にしなかったのか、それはモーテルの部屋を借りたり、住所を移したり、廃小学校の名義やあらゆる手続きが事前に必要で、何よりもそのメインゲームの監視を全うに遂行する事が一番重要であったからです。突然ゲームの監視役では、あの首の釜装置だけでは、アートに恐怖感が足りず逃げ出す可能性が高いのです。今回のこのゲームでジグソウが本気で死のゲームをしてる事を身をもって体験する事でメインゲーム成功の確立がグッと上がります。だからジグソウはロウリスクでハイリターンなこの形を選んだという訳ですね。ここでアートが目を縫われていたら、死んでしまうので生き残れる確立の高い「口」になってるんですね。
この「口」と「目」ですが、ひょとして彼ら二人に関係してる可能性もあるんじゃないかな?と少し思いました。
アートは後に弁護士だと作中で把握出来ますよね、この弁護士という仕事は「口」が命です。その「口」を奪われています。ならばトレヴァーも「目」に関する過ちを起こしていたという憶測は可能ではないでしょうか?アダムのような盗撮、ダニカのような目撃証言など・・・
例えば「覗き」が趣味で、アートに過去に弁護された人物かもしれません。逆に目撃者と弁護士として審議場で言い争った関係かもしれません。どちらも有り得ます。もしそうなら二人の関係はこのゲームにピッタリな内容ですよね。
「覗き」も出来ない、「弁護」も出来ない、お互いが「仕事(趣味)」が出来ず、どちらが「罪」なのか勝負。1本の鎖を引き合い、綱引き合戦。ギャラリーは横に眠る死体。いや、陪審員とでもいうべきか。だから霊廟?
ま、結局トレヴァーの事は監督コメントやインタビューでも全く補足されていませんから、彼の詳細は一切不明ですのでこんな想像位でいいんじゃないでしょうか?




さて、二人は大暴れですね。凄い迫力です。腕力のなさそうなサラリーマンかと一見思いますが、これが結構アートもやるモンですよね;大乱闘の末、アートは時間ギリギリでトレヴァーの頭を何度も殴り、鍵を手にし首輪から鎖を外せましたね。その際縫ってた口が裂けてしまい流血します。ジグソウの思惑通り、アート勝利です。
因みにこのアートがトレヴァーを撲殺するシーンですが、殴る映像自体が劇場版よりもグロさが倍増しています。






場面は又暗いカットへ。SWAT達が突入の準備をしている光景に移ります。
ここからはアートが行方不明になって2週間後、ジョン遺体解剖の前日となります。
小さな戦車のようなカメラが先を進みます。これは実際SWAT突入で使われる本物のマシンで、撮影用にレンタルしてきたらしいです。
この小型カメラに映し出されたのがケリーの姿・・・リッグは突然走り出します。この時ホフマンがこう言いますね、「中に入るな!(NOT OPEN THE DOOR)」です。これがリッグに対するホフマンからの忠告。DMになります。あわてたリッグはケリーを助けたい一身で警告を無視し中へ入ってしまいます。リッグはカメラに映ったケリーがまだ生きていると早合点してしまったのです。ケリーは既に腐乱死体となり無残な姿に変わり果てています。リッグは又自分を責めるんですね、助けられなかったと。
ここでホフマンは携帯で誰かと会話するカットが意味深に写されます。
現場検証が始まり、突入の役目の終わったリッグは自分の不甲斐なさに座り込みます。そこへホフマンがやって来て、二人の会話が始まりますが、さぁ、SAW見所のDMオンパレードです。ホフマンはSAW4でほぼセリフがDMだと別記事に書きましたがリッグとの会話は特に重要なのです。要は裏でホフマンはリッグに常に警告していたという心優しきナイスガイ(?)。
「死にたいのか?未確認の扉は開けるな」
「モットーだ”命を大切にしろ”とさ」
「我々が選んだ道だ。帰れ(GO HOME)。」
このようにSAW4ではホフマンのセリフにはジグソウとしての言葉がリッグに随所に吐き出されていたのです。
仕事終了でリッグは署へ戻ります。それと入れ替わりに突如FBIの2人が登場ですね。男はストラム、女性がペレーズと自己紹介。このような異常連続殺人事件に今更FBIってのも突っ込み所ですが、びっくりなのはケリーがFBIの連絡員だったという事実。
これでケリーがゲームの被験者となった理由がはっきりしましたね。3でのケリーのゲームには余りにも理由という理由が無かったからです。
ホフマンはケリーが連絡員だと内部情報で知り、どこまでFBIに密告しているのか、ケリーをあのままほっておくには危険だったという事なのです。しかもアマンダによって殺されてしまい、その上に発見までの4日の内にFBIへ手紙を出すなど完璧な下準備です、まるで「SAW」のアダムのような利用の仕方ではありませんか?




ここで無愛想なストラムは「扉を開けて、そこに私が」と、鍵をホフマンに投げ付けます。何の事だか分からないホフマンは尋ねます。
「最期のメッセージと共に届いた鍵だ。意味は?」とストラム、「さぁ???」とすっ呆けるホフマン。ここでもストラムは敢えてホフマンに「意味は?」と投げかけます、ホフマンが協力者だというDMですね。するとフィスクが「薬莢が見付かりました。死体と装置の間に。」とホフマンに告げにきました。これは変な話です、薬莢が死体と装置の間に挟まるなんて、そんな不思議な事ありません。人間が空を飛ぶ位有り得ない話です。薬莢というモノを説明しますと、銃の弾丸を飛ばす為に発射薬を詰める容器で、弾丸だけがマトに飛んで行き薬莢そのものは、発射されると外れ下に落ちるのです。ですから物と物の間に挟まるだなんて有り得ないのです。という事は100%誰かが挟んだという事になります。




そしてFBI達を遺体場所へ案内すると、「アマンダの仕業だ」と決め付けてペレーズに放つも、即座にストラムに否定されます。
「じゃ滑車を使ったかも」にも否定、気を悪くしたホフマンは「何故ここへ?」これはホフマンの嫌味ですね。太刀打ち出来ない相手に会話を逸らし「ウザい」と言わんばかりのセリフです。本来ならこのストラムとのシーンは重たい雰囲気で撮影したかったでしょうが、そうするとホフマンが犯人ではないかという伏線が丸出しになってしまいます。
監督はFBIのストラムをウワテに見せ、ホフマン役は軽くバカっぽい雰囲気を醸し出しています。
ところでこの「アマンダの仕業」と皆さん突然「何故?」と思われた事でしょう。私もびっくりしました。わずか4日前のトロイの現場では、ケリーが「ジョンではなく他の誰か」を指摘し、決してアマンダとは言ってないんですよね;
アマンダと言うからには、2のダニエルの証言があってこその推理かと思いたいですが、2のゲームより既にもう半年が経過しています。半年間もダニエルの証言さえ参考にならず、4日前まで協力者が誰か全く推測出来なかったわりに、部外者のFBIまでもがアマンダという結論に何の疑問も感じていないのです。この辺の設定には無理がありますね。まぁ、流しましょうか;例えばこの4日間でホフマンがアマンダだとホシを上げたという事にしておきましょう。



取りあえず現場捜査は一段落し全員、署に戻っていきます。














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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編2





ホフマンはワゴンに置かれていた解剖用のレコーダーを手に取り、カセットを入れ替え胃テープを再生します。

君は刑事か。
もしそうなら君は最後に残った人物だ。
全員失敗したが君は成功するかも知れない。
試される事なく立ち去るか?
約束しよう。私の仕事はこの先も続くのだ。
私の死で終わると思うか?ありえん。
ゲームは始まったのだ。

このままでは細かい部分が解読し難いですので、原文に直してみます。

Are you there detective?
If so 、you are probably the last man standing.
Now perhaps 
you will succeed with your other failed.
You think you will walk away untested.
I promise that my work will continue.
You think it's over just because I am dead.
It's not over, the games have just begun.

これから私の見解を説明する上で、少しラストのテープ文章も介入してきますので、一応書いておきます。
You feel you now have control,don't you?
You think you will walk away untested.
I promise that my work will continue
that I have ensured.
By hearing this tape
some will assume that this is over,
but I am still among you.
You think it's over just because I am dead.
It's not over, the games have just begun.

これがラストのテープでのセリフです。読み比べると、双方が省略、抜粋されている事は明らかです。もしかすると上記以外に他のセリフもあるかもしれません。
が、取り敢えずコレだけの文章だと仮定して2つを適当に繋げてみれば・・・

Are you there detective?
If so 、you are probably the last man standing.
Now perhaps 
you will succeed with your other failed.
You feel you now have control,don't you?
You think you will walk away untested.
I promise that my work will continue
that I have ensured.
By hearing this tape
some will assume that this is over,
but I am still among you.
You think it's over just because I am dead.
It's not over, the games have just begun.

と、なるかもしれませんね。






ジョンのセリフが生前よりDMが多用されてた事はご理解頂いてると思いますが、おそらくこのテープでのセリフにも使用されていると推測出来ます。
(1)トリック用(観客ダマシ用とホフマン事実用)
(2)作中登場人物用(ホフマン用と警察用)
に分けられていると考えられるのではないでしょうか?(1)(2)の2種類とも混在させているように思えます。
観客用と一口に言っても個人によってそれぞれ感覚が違います。例えばこの冒頭テープの内容を「警察宛だ」と考える方もいれば、「いや、ホフマン宛だ」と判断する方もいらっしゃろうかと思います。この問題に限らず、シリーズは続いていますから、どれが正解だともここで断定すべきではありません。
ですがそれでは話が進みませんので、「私の見方」で解読していきます。あくまで私一人、個人の意見として論じておりますので、ご理解頂ければと思います。
私は「ホフマン宛」です。何故なら脚本はありとあらゆる感覚を誘う為、紛らわしい表現をしているのが私には伝わってくるからです。DMもしかり、時間軸もしかり、伏線にもしかり・・・かなり複雑な文章に仕上げているなと感じました。
まず、このテープは観客に「表向きは警察全体へ宛てた内容」又は「不特定人物の刑事」と、一読では解釈させていますが、映画をラストまで観れば「ホフマン宛」だったと切り替える事で納得出来る文章に作られており、且つ、謎を残してくるのです。
私が「ホフマン個人宛」だと確定するのは、文中の「the last man standing」やら、ストーリー展開からして当然の流れだからです。これはジョンが元々ホフマン個人に宛てた内容だと警察にも分かるように送っているはずです。
その理由として、警察側のこの事件の一連を知ってる者なら、「最後の一人」を指すのは殺人課のジグソウキラー担当の「刑事」で且つ、ゲームで生存した人物(生かされた人物)、いわゆる「ホフマン」以外には考えられないからです。警察全体に宛てたところで、誰も自分だとは思いません。ホフマンを一番に思い浮かべるでしょう。それではホフマンがジグソウだと警察に感付かれるぞと思うかもしれませんが、その問題は全くありません。
あのテープでは、いかにもホフマンが被害者のようにしか、他の警察関係者には受け取れないように配慮されているからです。尚且つ、これから起こらんとする何らかのゲームは、確実にホフマンをターゲットに巻き込む為、個人宛てだとバレたところでどうって事ないのです。





(1)でのDMについてですが、私達観客へのダマシと実際の意味、プラス時系列トリックが介入してますね。
例えば「Are you there detective?」について言えば、「YOU」は私達には「警察全体宛」を匂わすダマシ、又はその「YOU」が誰か分からない状態にさせています。ストーリー上「ホフマン」と言っても本来なら問題ないのに、です。それは上記で説明しましたので割愛しますが、作品内では個人宛で構わないのに敢えて「YOU」なのは観客用と判断出来ます。
ホフマンがジグソウサイドだと、こんな初っ端から観客にバレてはいけませんからね。
又、「I promise that my work will continue.」から「WILL」を抜粋してみましょう。この「WILL」も又厄介なのです。
何故なら、作中のどの部分(時間)を軸に「WILL」が使われているかの取り違いで内容が変わってくるからです。
例えばこの「WILL」をⅣの映画冒頭を主軸にしてみると、まるで死んだ後にホフマンのあのゲームが行われたかの如く誤解をしてしまいますよね。しかし、観終わった最後に時間軸を置く事によって、ホフマンのゲーム終了後にまだ何かあるという可能性を秘めた文章に早変わりです。こちらは映像とセリフを織り交ぜた時系列トリックになっています。私達はまんまとこのトリックによって、時間の逆転に最後まで気付く事が出来ませんでした。
そうです。ここまでの映像は全て4ストーリーのラストでした。完敗です。






(2)に関して言えば、これは完全に憶測の域を出ない事になってしまいますが、ホフマン当事者とその他の刑事とでは受け取る内容が違ってくると思うのです。


例えば、ここでのDMですが、ホフマンがこのテープで解釈したであろう前半部分の内容をかなり違約してみます。

     ホフマン刑事で間違いないな?
     もしそうなら、お前が最後の男だ。
     アマンダの失敗とは逆に、お前は成功するかもしれない。
     ジグソウになれたと思っているのか?

では次に、他の刑事がこのテープを聞いて解釈する場合を。

     そこにいるのはホフマン刑事かな?
     もしそうなら、君が最後の一人だ。
     リッグ(エリック)の失敗とは逆に、お前は成功するかもしれない。
     事件を解決出来たと思っているのか?

と、まぁこんな具合な訳です。どうですか?同じホフマン宛でも当事者にはまるで内容が異なっています。本人以外は「ホフマンは可哀想」と逆に同情してしまうのです。「succeed」や「other failed」「have control」等をどう受け取るかで変化させている訳なのです。




しかし、別の見解も可能だとも思います。テープ再生中の彼は非常に難解な表情をしていますよね?困惑しているのか、驚いているのか、キレているのか、とにかく険しい顔つきです。どのようにも取れます。ホフマンについてはまだまだ謎だらけです。ジョンから本当に信頼されてSAW4のゲームを任されていたのか、それともジョンに利用されていただけなのか、今の段階ではどちらも言い難いです。このテープ内容だけではいくらでも想像が出来ます。
先程のDMでの解釈はどちらかと言えば、ホフマンがジョンに利用されてた、もしくは裏切られた形でのものになりますが、敢えて違う視点から考察してみれば、どうにも説明出来ないあの表情は、観客への「伏線隠し」の為、そんな顔つきをしなければならなかったと想定すると、又1つの見解が生まれてきやしませんか?
それはホフマンが4で確実にジグソウ後継者としてジョンに認められていたならば、このテープ内容はホフマンには通達済みだったと考えられるというものです。ジョンの虚言がごく稀にあった事なども考慮して、いかにも他の後継者の存在を警察にアピールしておいて、このテープの宣言通り、突如ホフマンが消息を絶ったら?警察は紛れもなくホフマンはやはり被験者にされてしまったと判断するでしょう。
テープにて、まだジグソウが他にいるように仄めかした為、ホフマンは死んだように見せかけ影で仕事を遂行出来るという仕掛け。
ここには「試される事なく立ち去るか?」とありますが、SAW4でホフマンがリッグゲームのコマ扱いであり、自力で脱出せず、ジョンが故意に逃がしたと、ホフマンの偽証などで警察がそう判断してしまえば、声明文通り「ホフマンは次こそ試される」と誤解させる事が出来る上、実際ギデオンでホフマンが無事に生還した事にも疑問が残りませんよね。身の潔白まで保障がついてきますよね;
何だか、このケースの方がすんなりストーリーは進むような気もします。



とにかく憶測だけなら、私の頭の中でバンバン飛び交います。皆さんはホフマンがあのギデオンでの罠を掻い潜り、警察に疑われる事なくこの解剖室に現れたのか、どのように想像しますか?





さて意味深なテープはこのように、たったこれだけの文章ですが、深い意図が隠されており、上記はあくまで一例です。

そして画面はアートの霊廟ゲームへと場面転換します。












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SAW4(ソウ4)解説・解読  ストーリー編1




冒頭はまずジョンの遺体解剖から始まります。



最初に部屋に入った若い解剖医がヘフナー博士です。ここでマイクロテープレコーダーを手に取り解剖の録音を始めます。
何故マイクロテープなのかといえば、第一にジョンお馴染みの小道具だからです。
(1)観客への視覚的混乱を誘う為「あ、この(あの)レコーダーは解剖用だったか?ホフマンが持って来た?どっちだった?」
それはホフマンがジグソウ側協力者である別の意味での伏線にもなっています。
(2)ジョンの胃袋から摘出されるものが、マイクロカセットの為。要は脚本上の都合。
この後のホフマンがテープ再生をするシーンで、わざわざカセットレコーダーを持ってくる手間が省けます。必要の無い説明影像を挿入する時間などSAWにはありませんから、手っ取り早い方法ですね。観客に解剖の説明も録音する事によって出来ますし、まさに一石二鳥の代物ですね。
どちらの意味も存在してますが、後者がより強いです。又、これら以外に考えられる内容は特に無いはずですが、念のため、推測可能な範囲での見解も上げておく事にしときます。
(3)解剖医のどちらかがジグソウサイド。
(4)あれは夢。誰かの夢。幻。
・・・・・こっちだったら、恐ろしい展開ですね




この録音の直前に年配のメガネ医師が入室してきます。彼は名無しで”病理学者”と役名にあります。どちらも無口なまま。ヘフナーは解剖を、メガネ医はメモを。
不快な音で頭蓋骨を切断し、脳みそを取り出しますが、端っこに白っぽい腫瘍が見えます。又この時、”闇手術跡”もヘフナーのセリフと映像でしっかり補足されてます。
これらによってジョンの遺体が本物で、ジョンの死が真実である事を意味しています。しかしこの後にメガネ医は脳みそをメーターに乗っけますが、不思議な事にメーターの動きが殆ど見られません。人間の脳みその重量はわずか1.3~1.5㎏前後です。あちらではポンドを使用しますので、1.5㎏で3.3lb位ですが、ジョンは年寄りなので重量も2.65lb前後だと仮定しても、あのメーターがどういう単位で1メモリが設定されてるのかは判断出来ませんが、あれ程指針が振れないのは不可解なのです。しかもカメラワークはわざとソレを捉えています。ミスならばあれ程のアップ映像ならDVDでカットしてくるはずです。いや、劇場公開前の編集自体可能でした。私は劇場で気付きましたので、同じ映像だと断定します。
ただし、実は少しだけですがこのシーンの画面上部が劇場版よりも切られています。それによってメーター板が一度、映像から消えてしまうのです。もしかするとこれがスタッフのミス隠しならば、ちょっとビックリですね;
あの程度のCG編集ならば、時間的にも金銭的にも特に問題ないはずなので、スタッフミスには正直思えません、実はここの解剖シーンにはもう1つ不思議な映像があった為に、そのように私が深読みしてるだけなのかもしれませんが。




続いて映像はジョンの遺体の腹を切開していきます。死体は時間を置くと血液など水分は下に溜まっていきます。身体上部を切っても血が出てこないのです。その上、凝固もします。本来ならあれ程流血しないでしょう。(因みに現実の解剖では脳の取り出しの際は、白い視神経をハサミでちょん切ったりもします。グロいです。)ここはホラー映画のフィクションとして片付けられます。ダーレン監督は流血大好きですからね。
問題なのはジョンの遺体のその腹自体なのです。これがもう1つの不思議になります。
皆さんご存知の通り、ジョンは一度自殺をはかっていますよね。その傷跡が一切ありません。左脇腹です。自殺未遂の年月設定がいつにせよ、傷跡が無いのは矛盾しています。
逆に本当にジョンだと決定付けられる要素として”闇手術”同様、現実なら消失しててもおかしくない傷であっても脚本上、敢えて傷を見せるはずなのです。
少なくとも古く見積もってもジョンの自殺未遂は40歳代です。あの自殺行為で腸が飛び出しているのです。無理やりジョンは自分の腹にささったバール状のモノを抜き取っており、肉が抉れ皮が引き千切られておるのですよ。メスで綺麗に切った手術跡とは訳が違います。年齢からも綺麗さっぱり跡が残らない事はありえません。ジョンが腹を整形したなんてのは考え難いので(おもしろいですケド)、ここはフィクションだからこそ派手にクローズアップすべきシーンなのです。それをしていないという事は、必ず裏に意味が込められています。
(1)ジョンの自殺未遂は虚言、又は思い込み自殺。
(2)ジョンの遺体ではない。
(3)あれは夢。誰かの夢。幻。
(4)スタッフミス
他にも考えられる事項もあると思います。私の頭では今はまだ、これ位しか思いつきません。ただし(2)に関して言えば、リンによる闇手術跡でしっかりジョンだと確定させてきていますから、かなり確立は低いはずです。問題は(1)ですね。別カテでも記述済みですが、この件についてはいささか不可解な謎が随所に点在していますから。
ジョンの自殺未遂は、私の年表からでは2つの説がある事はもうお分かり頂いておるかと思うのですが、1994年から1995年の冬説と2004年春説です。(soonSAW時系列1endsoonSAW時系列2・年表endとの上部を見比べて頂ければ、取り合えず違う事は把握出来ると思いますので。詳細はsoonジョンの真の目的1end及びsoonジョンの真の目的2endにあります。)ここでの矛盾は怪我の治癒がどちらの年月にしても早い事で、しかしそれ位ならフィクション=脚本上の都合で片付けられますが、ジョンとジルの証言が一致していないなどの矛盾点もありますので一概に”都合”では無いと推測出来ますよね。
ところが困った事にシリーズ映像のいたる所に自殺シーンがFBで挿入されています。あれは本当の映像でなくてはならない。でなければ映画として、かなり観客泣かせなスタッフの集まりですね。考えられるのはあの自殺未遂は癌告知の直後ではなく、時間軸のズレの可能性はあります。映像トリックです。取り合えずこれに関しては、未だ全く謎ですので何か閃いたら又カキコ致します。




さて、胃から出てきましたね。マイクロカセットが。これはびっくりです。SAW3でアマンダがリンにブチ切れかけた頃、例の手紙を読みにいきました。それを見計らってジョンは飲み込んだ訳です。そう、手紙にはアマンダが激情してしまう”何か”が書かれてあったのでしょう。
”ヤバイ!”と悟ったジョンは、そのテープ=”保険”を胃に入れ、全て周到に準備を進めていくのです。あれを飲み込めるかどうかってのは無視しましょう。
ジョンがどれ程にアマンダに言い聞かせても、もう後の祭りだったんですねぇ。さぞかし無念だったでしょう。何故ならアマンダの失敗は全ての失敗に繋がるからです。ジョンの死もここでほぼ確定していました。え~3の詳細な解読は次にとっておきます。で、ヘフナーは大声で叫びました。「殺人課に連絡しろ!早く!」と。ここでホフマン登場です。少し気になったのはこの解剖室の扉の前でホフマンが一瞬立ち止まるんですよね。”MORGUE”と扉に記されていましたが、(日本訳が”遺体安置所”って安置所じゃないだろ?とも思ったのですが、”遺体公示所”と訳すべきです)それを見せる為にホフマンは立ち止まったのか?と、ちょっと引っ掛かってしまいましたが、いわゆるこれから起こらんとする恐怖のメッセージの予兆として、ホフマンが躊躇ったものとも捉える事も出来ますので、ここは流してしまってもいいかなと感じます。




さぁ、とうとう始まりました。ジョンの聞きなれた声でのテープ。
「君は刑事か。もしそうなら君は最期に残った人物だ。全員失敗したが君は成功するかも知れない。試される事なく立ち去るか?約束しよう。私の仕事はこの先も続くのだ。私の死で終わると思うか?ありえん。ゲームは始まったのだ。」
おぉ!凄い挑戦状ですね。アッパレです。私達はこれから何が始まるんだろう?という期待で胸一杯になってしまいます。ぞくぞくモンですね。



今回はこのへんで・・・次回テープ内容から続けて分析を進めていきます。











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SAW作品と裏事情



dangerゴードン医師についてのご自分なりの見解(夢・希望)がある方には、お薦めしたくないコメントが入っております。100%の否定ではありませんが、ゴードン医師に強い思い入れのある方は反転部分は出来ればスルーして下さい。反転部分以外は問題ありません







監督はかなりストラム役のスコットに惚れ込んでたようです。彼が多忙でなければ、おそらくですがコーヴェット捜しはストラムのゲームになってたはずです。それは私の知る限りの監督のコメントを総論すれば容易に推測出来るのです。元々スコットも既にⅥまでの契約をしてますが、先述したようにTVドラマの撮影でどうしてもSAW作品に関わる時間が無くなってしまったんです。「本当はストラムの伏線があった」や、「本来はこの鍵のシーンは違った」などなど・・・そうです、アンレイテッド版で追加された「OREN THE DOOR」「YOU WILL FIND ME」は本来ならジョンではなくコーヴェットの設定だったという事です。こうゆう色々な裏話がシリーズ化した上での大きな設定変更にならざる得ないのです。
ストラムは初めから非常に怪しい設定になってました。私もⅣを観た時から、コーヴェットはストラムが捜すのだと予想してましたし、これからのストーリー展開にも大体の見当がつけれたのです。しかしながら無理矢理の展開な為少しばかりその役どころが微妙に分からなくなってきていますsweat02
実際今回のDVDでかなりの補足をしてきたスタッフの思慮がよく理解出来ました。とにかくこの作品は過去からかなり裏話で設定変更されてきてるんですよ。なので多少矛盾してるところは悲しいかな目を瞑るしか致し方ありません。

ココだけ反転sign01
又、皆さん期待のゴードン医師再登場の可能性はかなり薄いです。これは1作目出演の際ギャラ訴訟をゴードン役のケイリーが起こしてますので、かなり怒ってるのです。だからⅡにも診察室のネーム・プレートしか映ってません。ケイリーはキレて出演を断固拒否してましたからFBであろうと画面には写せないんです。この事実を知らない方々はあのネーム・プレートの意味深さやFBの無い事に深読みしてしまい、ゴードンがいつか出ると考えてしまいます。
現実的にムリなだけだったんです。元祖SAWの脚本家リー・ワネルもゴードンの生死は想像に任せたいと言ってます。が、もしかすると大分月日も経ってきましたので、ケイリーも出演するかもしれない現実が訪れる事も無きにしもあらずで、その為にジグソウ側に医者がいないとおかしいような設定にしてる可能性も否めない事から、
例えばジルの役どころが変わってきたり等、とにかくSAWのスタッフは裏事情によりどんどん変えてきますdash
そういう意味では私の無い頭で考えてきた解読も全く無意味となってくる事も考慮しておいて頂きたいです。後付で全て上手く切り抜けられるように設定してるスタッフの意識はアッパレだと思います。




私がよくスタッフ側からの意見を書いたりして、本編だけの内容以外もふまえ、この作品の推測をするのは、そのようなあらゆる理由があるからです。
それだけこのSAWが難解だからなんですねぇ。物凄く複雑に絡み合ってます。伏線とダブルミーニングだらけで、設定内容も細かい。(のわりには突っ込みどころも多数sweat01しかしそこまで作り込めません。どんな映画にも現実では「そんなのありえん」ってのは暗黙の了解です。そこを言ってしまうと映画も小説もフィクションが楽しめるはずはありませんからねgood



ただこのSAW、解読していく上で困るのは、芸が細かいわりに映像で落としてしまってる事があったりもします。だから私達はその単なるスタッフミスにより、辻褄が合わず非常に悩んでしまうんです。何しろSAWファンは思慮深い方がほとんどのようです。
普通に観ているだけなら気付かない事をファンの方達は「見付けて」くるんですね。「ココが違うからアレとは違う」って具合です。こういうミス自体は滅多にないんですけども、観客からしたら何処がミスかなんて、ある程度シリーズのストーリーが進むまでは判断出来ない訳で、ファンは微妙なところまで細部に亘って探し出し、解読・推測していくしかないんですね。後にそれが当たってたりすると又ハマる。
作中のほとんどにヒントが隠されているという作品ですので、観れば観るほど深みがあります。だから嵌った方はヤメれないんでしょう。悲しいかな、私もその一人ですが・・・実際ヤメれません。本当に深いです。細かいです。
結果、いかにスタッフの感覚を受け取れるかが、本作の謎を解明出来る近道となるんですよ。だからあらゆる事項を総動員して私は解読しようと躍起になっております。
もちろん映画自体も心から楽しんでます。いつも当然ながら劇場へ足を運びますが、初見では殆ど何も考えず純粋にストーリーを楽しんでますよ。映画の醍醐味ですから。そんで深く考えずラストでの大ドンデンを向かえ、「おぉぉぉsign03」と感動する訳なんですねぇ。感動し終わったらソッコー内容を思い出し、繋ぎ合わせて「なるほどっsign03」と再度感動が蘇えります。その後、細かい部分を検証していき”ようつべ”(YOU TUBE)でのpc画像アップまで何かと又楽しめ、アップされたら倍増です。映像が手元にあると、快感な位楽しめるんですよね。ほぼ1年間楽しめるっちゅ~訳なんですね;ある意味凄い作品です。(今回Ⅳ初買いしましたsign01
マニアの為に作ってるというダーレン監督の心情は納得です。1作目以外は流して観たら特にどうって事ない作品ですからね。それでもラストの大ドンデンだけはシリーズを通して「流石だな~」と尊敬してます。





ところでストラムは私も好きなキャラでした。今後絡んでくるであろう推測をたててましたが、残念です。私の思ったように重要な役としては出演して貰えないみたいで、彼のあの監禁後はチョイ役としてどう設定変更するつもりなんでしょうね。Ⅵまでの契約がある限りは次回に冒頭かラストでチョイ出演・・・若しくはFBのみで、Ⅵでこれまでの謎を解明する為に少しばかりの出演か・・・(もうちょっと多く出演するかな?)
どうにしても全く予測出来なくなってしまいました。やはり殺されてしまうのでしょうかね?上手い役者を無くして本当に残念。ホフマン役のコスタスも上手いとは余り思えませんし、ジル役は最悪down下手過ぎますcoldsweats02まぁリン役とカーラ役程ではないですがねぇ。でも酷い演技に変わりはないですよね。皆さんはどう取られるのでしょうか?





不思議なのは監禁されたストラムは、DVDの本編追加映像でギデオン前にて警察に応援要請をしていて、しかもSWATが入った後の特典映像まで付いてました、ダーレン監督は「本編には続きがあった。この後も続くんだが削って正解だ。Ⅴで復活の可能性もあるので言うけど、本編後に5分あった。でも使わなくて正解だったと思う。ともかくこれで終わりじゃなかった。大きなヒネリもあったけど、使わなかった。」と言ってます。とにかくあのゲームの直後にSWAT突入があるという事です。ストラムがそれまでの時間に一体何が出来るというのか?謎です。ダーレンのいうところの「大きなひねり」とはなんなのか?ここにきっとヒントが隠されてると感じます。ストラムの。





ダーレンの作品の特徴は映像やセリフで観客に「錯覚」を起こさすギミックです。セリフは特に多く、ダブルミーニング(DM)という手法を使ってきます。
シリーズを観てきた皆さんは、もう気付いておられる方も多いと思いますが、Ⅱでのジョンのセリフの所々にあったエリックに対してのものです。ダニエルが「安全な場所にいる」や「もう残り時間が少ない」等です。前者は既にダニエルは金庫に監禁されていましたので時間軸のズレが裏の意味に隠されてました。後者はいかにもダニエルが危ないような意味に取れますが、本来はエリックのゲームの時間が少なくなってるという事です。DMとはその名の通り二重の意味を込めた言葉。私達は勘違いにより単純な言葉に時間差トリックが隠されていても気付かなかったという訳ですね。
そしてⅡで味を占めたダーレンはⅢ・Ⅳでえげつない事をしてきたのです。それはⅢの全てのジョンのセリフがDMになってたんです。
もし気付いてなかった方がおられたなら今一度時間のある時にⅢを観直してみて下さい、とお勧めしたい程完璧です。ジョンの心が全て理解出来るのです。で、Ⅳのホフマンも80%近くDMでした。そしてセリフによるDMとは又異なる「錯覚」も存在してます。
例えばⅢのクリスのセリフですね。「離婚だ」ご存知ですね?この一言はまるでリンとクリスが夫婦の如き「錯覚」を引き起こしてしまうのです。監督自身も「これは観客が勝手に錯覚するだけで騙してる訳じゃないよ」とコメントしてました。
同じように映像でもこのような感じなんですが、代表的なのはⅣの冒頭です。ジョンはあのゲーム以前に死んでたように見せ掛けました。
以上のようなダーレンの特徴から今回の「大きなひねり」とは映像からによる「錯覚」のものであるのではないかと私は考えたりもしてます。しかし次なる監督ディヴィッドは何処までやれるのか想像がつきません。「SAW NEWS」でも報告致しましたが、次の被験者は女性が異様に多い。その点だけから憶測すると、ジグソウ側も女性の可能性が高いと1つの判断も出来そうです。ホフマンでは無い気が何となくします。なんとなくなので気になさらないで欲しいです。


答えは半年後か1年半後に待つしかないですね。
さて、今後の展開はどうなっていくのでしょうか?












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